サツキ(ツツジ)の剪定時期と方法|正しい手入れで綺麗な花を

時期を間違えると咲かない 花が8割しおれたら剪定のタイミング

サツキの剪定は、花が咲き終わったらすぐにおこないましょう。
タイミングが遅れると、サツキは花が咲かなくなってしまいます。

この記事では、サツキの最適な剪定時期と方法を図解付きで解説します。
サツキの花が咲かない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

サツキは剪定に強く育てやすい樹木ですが、太い枝を大きく切り詰める剪定は負担が大きく、失敗して枯れてしまうおそれもあります。
経験がないなら無理に自分でしようとせず、一度プロに見てもらったほうが安心です。

また、生垣にしている大量のサツキを剪定しなければいけないというときにも、自分でするのは大変ですよね。
剪定業者に頼めば後片付けやゴミの回収もしてもらえるので、楽にきれいなサツキのお庭が手に入りますよ。

プロの手を借りるべき場面
  • 大きくなりすぎたサツキを小さくしたい
  • 量が多くて大変
  • 自分で剪定したことがない
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目次

サツキの剪定は6月「花が咲き終わった頃」に

樹木にとって負担の大きなお手入れである剪定では、剪定時期がもっとも大切です。
「サツキの花が咲かない」場合、剪定の時期を間違えているということが多いです。

他の植物に比べて、サツキは特に剪定できるタイミングが短いので注意が必要です。
毎年きれいな花を咲かせるために、サツキの生育サイクルを理解しておきましょう。

サツキの剪定に最適な時期は、6月下旬頃です。
それよりもあとに剪定をすると、翌年に花が咲かなくなる可能性が高いです。

サツキの花は5月~6月頃に咲きます。
花が咲き終わると、その枝はすぐに花芽(かが・はなめ)を作り始めます。
花芽とは、翌年に咲く花の芽です。

サツキは剪定が遅れると花が咲かない

花芽ができた7月以降に剪定をすると、翌年の花の芽を切り落としてしまうことになるのです。

サツキは枝の先端に花が咲く性質があるので、花芽も枝の先端に作られます。
そのため、先端をそろえる刈り込み剪定をしたことで翌年にまったく花が咲かないということもあります。

剪定は花が咲き終わってから花芽ができる前にしなければいけません。

花は咲き終わっても枝にくっついていることがありますが、花芽はすでに作られ始めています。
そのため花が完全に散って落ちるのを待たず、8割ほどの花がしおれてきたら剪定してしまうのがおすすめです。

まだ咲いている花を切り落としてしまうのはもったいない気もしますが、しおれていく花をつけたままにしておくのは見栄えが悪いです。

また、早めに花を摘むことで樹木の体力を温存させ、翌年の花付きをよくする効果も期待できます。

ツツジとサツキの違い

ツツジとサツキは花や枝葉の見た目がよく似ていますね。
サツキは正式には「サツキツツジ」といって、ツツジの一種です。

そのため見た目や性質には似通った部分が多く、ツツジのお手入れ方法がサツキにも当てはまるということがあります。

ただし、すべてが同じというわけではありません。
混同して間違ったお手入れをしないよう、違いも理解しておきましょう。
特に剪定では、違いを知っておかないと失敗の原因になります。

サツキとツツジの違い

 サツキ
開花時期

5月~6月頃

花の咲き方

1週間ほどかけてバラバラに咲く

花芽ができる時期

6月下旬頃

分類

常緑性

大きさ

最大1mほど

 ツツジ
開花時期

4月~5月頃

花の咲き方

すべての花が一斉に咲く

花芽ができる時期

6月下旬頃

分類

常緑性と落葉性がある

大きさ

最大10mほど

注意が必要なのは、サツキはツツジよりも開花時期が遅いのに、花芽ができる時期は同じということです。
花が落ちてから花芽ができるまでに期間が開くツツジに比べて、サツキは剪定ができる時期が非常に短いのです。

また、花が一斉に咲くツツジに比べて、少しずつ咲くサツキは花芽ができ始める時期の判断が難しいです。
そのため、サツキは花が咲き始めたら状態をこまめに観察し、タイミングを見極めて素早く剪定をする必要があります。

さらに、ツツジにはさまざまな品種があり、常緑性のものと落葉性のものがあります。
落葉樹は剪定の時期がまるで違い、冬におこないます。

落葉性のツツジと同じように剪定をすると大きなダメージにつながるため、冬にサツキの剪定は厳禁です。

サツキ剪定のポイント
  • サツキの花が咲いたら状態を観察する
  • 全体の8割ほど花がしおれたら思い切って剪定する
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サツキの剪定方法と切る枝の目安

時期さえ適切なら、サツキの剪定はそれほど難しくありません。
お手入れの一環として自分で剪定をするのもよいでしょう。

自分で剪定をするために必要な基本的な方法を解説します。

剪定に使用する道具

剪定に使う道具には、以下のようなものがあります。
いずれもホームセンターなどで手に入ります。

剪定バサミ

剪定バサミ

太さ1~2cm程度の枝を切るのに使います。

刈り込みバサミ

刈り込みバサミ

先端の細い枝葉を刈りそろえるのに使います。

植木バサミ

植木バサミ

1cm未満の細い枝を切るのに使います。
刃先が細いので、込み入った箇所や盆栽などで繊細な剪定するのに便利です。

手袋

手袋

とがった枝が刺さったり、虫に刺されたりといったケガを防ぐために、作業中は手袋をしましょう。
布製の軍手でもよいですが、より丈夫な革製のものがおすすめです。

剪定バリカン(ヘッジトリマー)

エンジン式や電動で刃が動き、刈り込みバサミよりも効率的に刈り込みができます。
初心者には軽量で扱いやすい電動式がおすすめです。

剪定シート

剪定作業の際に地面に敷いて養生するシートです。
あらかじめ敷いておくと、切り落とした枝葉の掃除が楽になります。

詳しくは剪定道具をまとめた記事をご覧ください。

刈り込みで樹形を整える

サツキを生垣や植え込みとして仕立てる場合、まずは刈り込み剪定をして木の表面の形を整えましょう

剪定バサミ、刈り込みバサミまたは剪定バリカンを使います。
刈り込みバサミで均一に切るにはコツがいるので、初心者には剪定バリカンのほうがおすすめです。

サツキの刈り込み剪定では、上面→肩の部分→側面と分けて切っていくと形を整えやすいです。

サツキ 剪定
  1. 刈り込んだあとの木の大きさをイメージします。
  2. イメージした大きさからはみ出している太い枝を、少し深めの位置で切り落としておきます。太い枝が残っていると、刈り込みバサミや剪定バリカンの刃を傷めてしまいます。
  3. 木の頂上部分を刈り込みバサミか剪定バリカンで、理想の高さまで枝葉を切り落として刈りそろえます。
  4. 頂上部分の高さに合わせて、木の肩の部分を斜めに枝葉を切り落とします。刈り込みバサミを使う場合、刃の反りを下側に向けて切るときれいな曲線を作りやすいです。剪定バリカンの場合、刃で木の輪郭を上から下へなでるように少しずつ刈っていくときれいに仕上がります。
  5. 木の側面の枝葉を切り落として刈りそろえます。
  6. 地面との際部分に刈り込みバサミや剪定バリカンでは切りにくい枝があれば、剪定バサミで切り落とします。
  7. ホウキなどで木をはたいて、ひっかかっている枝葉を落として掃除しましょう。

不要な枝を間引き剪定

もともと丈夫な樹木であるサツキは放っておいても元気に育つので、剪定は見た目を整える刈り込みだけでも十分です。
ただし、数年育つと内側の枝が枯れこんだり、形の悪い「不要な枝」が出てきたりすることもあります。

より健康的に育てるなら、不要な枝を取り除く「透かし剪定」をしましょう。
枝を適度に間引くことで日当たりや風通しがよくなり、病気や害虫の予防につながります。

先に刈り込み剪定をしておくと木の内側が見やすくなるので、刈り込み剪定のあとに間引き剪定をするとよいでしょう。
不要な枝とは、以下のような枝です。

不要枝

突き出すように1本だけ勢いよく伸びる徒長枝、株元から新しく生えるひこばえ、幹の途中から生える胴吹き枝は、他の枝より生長が早い枝です。
残しておくと水分や養分を優先的に使い、他の枝の生長を邪魔してしまいます

内向きに生えている枝や他の枝と絡み合っている枝、他の枝と重なって生えている平行枝があると木の内側が混み合い、日当たりや風通しを悪くする原因になります。

不要な枝があったら、剪定バサミで枝の根元から切り落とします
枯れ枝や病気の枝もあれば切り落としておきましょう。

大きくなりすぎたサツキは強剪定で小さく

丈夫な木だからとしばらく放置していて、サツキが大きく育ちすぎたということもよくあります。

毎年こまめに剪定をしていれば一定の大きさを維持できますが、大きくなりすぎたサツキを一気に小さくするのは通常の剪定方法では難しいです。

サツキを小さくまとめたい場合、枝を途中で切り落とす「切り戻し剪定」をします。

サツキ 剪定①
  1. 太く長い枝を根元へたどっていき、葉の付いた細い枝を見つけます。
  2. 細い枝が分岐している少し上の位置で、太い枝を剪定バサミで切り落とします。
  3. 全体が理想の大きさになるまで、太く長い枝をすべて切り落とします。

上記のように多くの枝を切り落とす剪定は、サツキにとって負担の大きな強剪定です。
そのため、木の体力に余裕がある開花前の3月頃におこなうのがおすすめです。

開花前に枝を切り落としてしまうので、強剪定をした年は花が付きません。
また、サツキのダメージが大きい場合は、数年間花が咲かなくなることもあります。

樹木にできるだけダメージを与えずに強剪定をするには、樹木に関する知識と技術が必要です。
一気に剪定をしてサツキが弱ってしまわないか不安だという場合は、プロに任せるのが安全です。

サツキ剪定のポイント
  • 上面→肩の部分→側面の順に刈り込む
  • 不要な枝は根元で切り落とす
  • 小さくするときは細い枝の少し上で切る
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自分では難しい剪定はプロに任せて楽々!

剪定は業者に頼んだほうが楽だしきれいになるのはわかっていても、なかなか一歩を踏み出せないのは以下のような不安があるからではないでしょうか。

  • 実際何をしてくれるのか?
  • 料金が高いのでは?
  • どこに頼めばいいのか?

そこで、剪定業者のメリットや料金、選び方のポイントをご紹介します。

剪定を業者に頼むメリット

業者の剪定は自分でするのに比べて、料金を支払うに見合う以下のようなメリットがあります。

  • 作業が早い
  • 仕上がりがきれい
  • 大きな木や調子の悪い樹木も適切に剪定してくれる
  • 作業後の掃除もしてくれる
  • 切った枝葉の回収処分もしてもらえる

当然ながら、プロの仕事は早くて丁寧です。
自分ではなかなか難しい美しい樹形を作ってもらうこともできます。

長年放置した木や病気になってしまった木も、知識と経験の豊富な剪定業者が適切に処置をすれば健康を保てる場合もあります。

また、作業の間自分は他のことができ、作業後の片付けもしてもらえるので、自分は何もする必要がありません。

特に生垣などにしている大量のサツキを剪定しなければいけないといった場合、剪定業者を利用すれば時間と労力の大幅な節約になるのです。

剪定業者の料金相場

剪定業者の料金相場

剪定業者の料金設定は、「時間制」と「単価制」に分けられます。
この違いとそれぞれの相場を理解しておくことが、剪定の料金を抑えるポイントです。

時間制

時間制はスタッフの人数と作業時間をもとに料金が設定されています。
時間あたりの場合と、1日あたりの場合があります。
相場は以下のとおりです。

1時間あたり

2,066円×スタッフの人数

1日あたり

18,933円×スタッフの人数

※弊社がランダムに抽出した剪定業者3社の料金表に記載されている料金の平均です。

業者によっては依頼できる最低の時間やスタッフの人数が決められていることがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

剪定する木の本数が多い場合、時間制のほうが安く済むことが多いです。

ただし、作業にかかる時間はスタッフの手際による部分が大きく、最終的に料金がいくらになるのかわかりづらいデメリットがあります。

単価制

単価制は、剪定する木の本数と大きさにごとに料金が設定されています。
相場は以下のとおりです。

庭木(高さ3m未満)

3,100円×木の本数

生け垣(高さ2m未満)

1,633円×生け垣の長さ

植え込み(高さ1m未満)

783円×植え込みの面積

※上記は弊社がランダムに抽出した剪定業者3社の料金表に記載されている料金の平均です。

単価制の料金は計算が少し複雑ですが、スタッフの技量によって料金が左右されることはありません。
見積りを取ればあらかじめ料金を明確にできるので安心です。

庭木1本だけや背の低い生垣や植え込みのみの剪定など、量が少ない場合は単価制のほうが安いことが多いです。

処分費用

剪定をすれば切った枝のゴミが出ます。
このゴミを有料で引き取ってくれる業者も多いです。

料金の相場は以下のようになっています。

ゴミ袋1袋あたり

800円

軽トラック1台あたり

6,333円

※上記は弊社がランダムに抽出した剪定業者3社の料金表に記載されている料金の平均です。

業者によっては、処分費は「剪定料金の○%」と設定されている場合もあります。

量が少なくて自分で地域のゴミ回収に出せるなら、処分費用はかかりません。
ただし、剪定枝は通常の可燃ゴミとは処分方法が違う自治体もありますので、地域のルールを確認しておきましょう。

詳しくは庭木の剪定料金をまとめた記事をご覧ください。

優良な剪定業者の見つけ方

剪定業者にもいろいろあるので、どこへ頼めばよいのか迷ってしまうということもあるでしょう。

大切に育てた木の手入れは信頼できる業者に任せたいですし、料金に見合う仕事をしてくれる優良な業者を見つけたいですね。

信頼できる業者を見つけるには、以下のポイントをチェックしてみてください。

信頼できる剪定業者のポイント
  • 資格をもったスタッフがいるか
  • 剪定の実績が豊富か
  • 庭木1本からでも依頼可能か
  • スケジュールを合わせてくれるか
  • 疑問点や不安な点の相談にのってくれるか
  • 見積りが無料か

剪定をするのに必須の資格はありませんが、「造園技能士」「園芸装飾技能士」などの資格をもったスタッフがいる業者なら、剪定に関して確かな技術があると判断できます。

剪定を請け負っている業者のなかには、なんでも引き受けている便利屋のようなところもあります。

経験の少ない業者は枝を切る作業はできても、木の健康と美観を考慮した最適な剪定ができるとは限りません。
どのような仕事を請け負っているのか、過去の実績なども見ておきましょう。

少量で料金の安い仕事でも快く対応してくれたり、こちらの都合に合わせて日程や時間を調整してくれたりする業者は、顧客の立場に立ったよい業者だといってよいでしょう。

事前に入念な打ち合わせと見積りをおこない、剪定方法や仕上がり、料金を丁寧に説明してくれるかどうかも重要です。
気になることがあれば、見積りのときに相談しておくのがおすすめです。

無料で見積りをしてくれるか、見積り後にキャンセルした場合にキャンセル料がかからないかも確認しておきましょう。

まずは見積り依頼を

剪定の料金は業者ごとに違いますし、状況や希望する内容によっては設定料金とは別に追加費用がかかることもあります。
より確実に料金を把握するには、現場を見てもらって見積りを作成してもらうのがおすすめです。

見積りの際は、いくつかの業者から見積りを取りましょう。
1つの業者だけではその料金が相応なのか判断がしにくいです。

複数の見積りを見比べることで料金が安い業者を選べるうえ、見積り時にスタッフの対応などを実際に確認できるメリットもあります。

「業者を探すのが面倒」「時間がない」「剪定時期が過ぎてしまう」
このような方は、剪定110番にご相談ください。

剪定110番は各地の剪定業者と提携しており、ご相談いただけばご要望にぴったりの最寄りの業者を厳選してすぐにご紹介いたします。

もちろん見積りは無料です。
無料電話相談窓口で年中無休24時間受付しておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。

※対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

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盆栽や鉢植えでの育て方と剪定の仕方

サツキはツツジのなかでも小ぶりで育てやすいので、盆栽や鉢植えでも人気の樹木です。
育て方や剪定のポイントをご紹介します。

用土と植え付け

サツキを植木鉢に植え付けるのは、サツキの体力に余裕のある3月~6月頃か、9月~10月頃にしましょう。

乾燥に弱いサツキには水もちのよい土がよいですが、根腐れを防ぐためには水はけや通気性とのバランスも大切です。
サツキに合わせて配合された専用の培養土を使うのがおすすめです。

2~3年に1度、植え替えをしましょう。
時期は植え付けと同じく、春か秋が最適です。

こまめな剪定で大きさと樹形を維持

盆栽や鉢植えのサツキにも剪定は必要です。
剪定時期は6月下旬の花後すぐです。

花がしおれたら、花の根元から手かハサミで摘み取りましょう。
早めに花を摘んでしまうことで、次の花に養分を回すことができます。

サツキを今の大きさに維持したい場合は、前年に伸びた枝のところにある古葉の下で、今年伸びた枝をすべて切り落とします。

枝を増やしたい場合は、各枝の先端がYの字になるように、今年伸びた枝を2本残して他の枝を切り落とします。

特に鑑賞が目的の盆栽は枝ぶりの調節が重要です。
枝の伸び方をイメージして、こまめに剪定をしていきましょう。

サツキを健康に育てるお手入れ

サツキを健康に育ててキレイな花咲かせるためには、剪定だけではなく日頃のお手入れも大切です。

サツキのお手入れ方法や、気を付けたい病害虫などをご紹介します。

サツキは乾燥に弱い

サツキは日当たりのよい環境を好みます
日当たりが悪いと養分を十分に作れず、花付きが悪くなるのです。

ただし、根の張り方が浅いサツキは夏場の暑さや乾燥に弱い特徴があります。
午前中だけ日が当たり、午後は日陰になる場所で育てるのが最適です。

鉢植えの場合、夏場は直射日光を避けて午後に室内へ引き入れるのもよいでしょう。
地植えの場合は根元に敷きわらなどでマルチングをすると根の乾燥を防げます。

水と肥料の与え方

サツキは水切れに弱いため、夏場は1日に2回水やりをします。
日中はまいた水の温度が上昇して根や葉を傷めてしまうおそれがあるので、朝夕の涼しい時間帯におこないましょう。

基本的に肥料は必要ありませんが、花後から7月上旬ごろの間に油かすなどの緩効性肥料を与えると、花を咲かせて使った体力を回復させる効果が期待できます。

その他、9月~10月に1回と、2月にも1回寒肥として緩効性肥料を与えるとよいでしょう。
ただし、肥料のやりすぎは枯れてしまうおそれがあるので注意してください。

サツキの増やし方

サツキを増やしたいという場合は、挿し木という方法を使います。
挿し木は、木の枝を切って土に挿すことで発根させる方法です。

挿し木に適した時期は6月~7月頃です。
ちょうど剪定の時期と重なるので、剪定で切り落とした枝を使うこともできます。

挿し木の手順
  1. その年に伸びた元気な枝を10cmほどの長さで切る
  2. 切断面を1時間ほど水に浸ける
  3. 水から上げたら、枝の切断面に発根促進剤を塗布しておく(根が出やすくなる)
  4. 鉢に土を入れて枝を挿す(土は市販の挿し木用の土がおすすめ)
  5. 枝が乾燥しないよう鉢は日陰に置き、毎日水やりする
  6. 2ヵ月ほどすると根が出る
  7. 9月~10月頃に別の鉢やお庭に植え替える

気をつけたい病害虫

乾燥していたり、日当たりが悪かったりすると、病害虫が発生するおそれがあります。
サツキでは、おもに下記のような病害虫に注意が必要です。

病気
褐斑病

カビが原因で、葉に褐色の斑点ができる病気

もち病

発生箇所がふくらんでしまう病気。その年はそのまま枯れてしまい、進行すると翌年の花付きも悪くなる

害虫
ハダニ

乾燥が原因で発生し、発生箇所は白く斑点が残る

ツツジグンバイムシ

乾燥する時期に発生しやすく、葉を白くする

ベニモンアオリンガ

幼虫が花芽を食害する

ハマキムシ

芽や葉を食害し、発生期間が長く続く

病害虫を予防するには、乾燥しないように水やりをし、毎年こまめに剪定をして日当たりや風通しをよくすることが大切です。

また、すでに被害にあってしまった場合、残念ながらその部分は枝ごと剪定する必要があります。
樹木の健康のために、剪定を怠らないようにしましょう。

サツキの剪定が大変なら剪定110番にお任せください!

サツキが大きくなりすぎたときや量が多いとき、病害虫が発生してしまったときの剪定は、プロに任せるのが安全でお手軽です。

ただ、剪定は業者によってサービス内容や得意分野に違いがあります。
お金を払って依頼するなら、自分の望むサービスを提供してくれる業者を吟味して選びたいところですね。

丁寧な仕事をしてくれる業者を見極めたい」「料金をできるだけ抑えたい」といったお悩みは、ぜひ剪定110番にご相談ください。

剪定110番では、全国の加盟店の中からご要望に合った剪定業者をご紹介しております。
多くの実績をもつ業者が在籍していますので、サツキ剪定の経験が豊富な剪定業者のご紹介が可能です。

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