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もみじはデリケートな植物なので、大きさや形を整えるなら剪定方法や適した時期を知っておく必要があります。剪定を間違えると、かえって樹形が乱れてしまったり、枯れてしまったりすることもあるのです。
このコラムでは、もみじの剪定時期や方法、注意点についてご紹介します。また、盆栽でもみじを育てている場合の剪定方法や、業者に剪定を依頼したときの費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
負担をかけずにご自宅のもみじを理想の樹形に整えて、秋には美しい紅葉を楽しみましょう。
もみじの剪定方法!適した時期は【11月~2月】
秋には葉が赤く色づいて美しい風景を作り出すもみじは、カエデ科カエデ属の植物です。一般的なもみじは「イロハモミジ」という種類で、15mほどの大木に成長することがあります。
ご自宅のお庭で紅葉を楽しむためには、適切にお手入れをする必要があります。理想の形や大きさにするための剪定は、もみじの特性を知ったうえでおこなうことが大切です。
もみじの特性
- 樹勢が強く、切ったところからどんどん枝が伸びる
- デリケートな木なので、剪定時期や方法を間違えると枯れてしまうことがある
- 切っても切らなくても大きくなる
もみじの剪定は冬のあいだ、2月までに終わらせることがベストです。春に芽吹くもみじは、10月ごろまで栄養を取り込む水上げの時期に入ります。このときに強い剪定をしてしまうと、切り口から栄養分が流れ出て木が弱ってしまうことがあるのです。
もみじは冬に葉が落ちる落葉樹です。落葉樹が活動しなくなる休眠期の11月~2月のあいだに剪定をおこなうことで、木にかかる負担を減らすことができます。
樹形を整える剪定

冬になるともみじの葉はすべて落ちて、枝もよく見えるようになるでしょう。枝を観察しながら、重なっている箇所を透くように切っていきます。夏になると枝を伸ばすので、多めに透いてもよいでしょう。幹や太い枝から上に向かって伸びている徒長枝と呼ばれる枝や、樹形を乱すような枝、枯れた枝などをつけ根から切り落とします。
理想の樹形をイメージしたら、太い枝から出ている細い枝を整えます。枝が対になっているところは、樹形を考えて片方を切り落としましょう。また、伸びすぎた枝や枯れ枝などはつけ根から切り落としてください。
また、切り口をそのままにすると、そこから水分や栄養分が流れてしまうだけでなく、雑菌が入り込んで病気になってしまうおそれもあります。それを防ぐために、切り口を保護する「癒合剤」を塗っておきましょう。
小さくする剪定
お庭全体のバランスを保つためなど、大きくなったもみじを剪定して小さく整えるには、切り戻し剪定をします。枝が分かれているところの長く伸びているほうの枝を、つけ根から切り落としましょう。枯れ枝や伸びすぎた枝なども切り落としておきます。
しだれもみじの剪定
「ヤマモミジ」の1種であるシダレモミジは、枝が垂れていて趣のある形をしています。自然な美しい樹形は維持して、透かし剪定をおこないましょう。太い枝や長く伸びた枝を切っていきます。
また、木の幹に向いている枝は切ってしまいましょう。木の内側に枝が密集していると、風通しが悪くなって病害虫が発生しやすい状態になります。
盆栽で育てるなら
盆栽や鉢植えでもみじを育てている場合、日あたりがよく午後は日陰になるような場所に置くのが理想です。剪定には盆栽専用のハサミを使いましょう。もみじの盆栽の剪定では、以下の作業をおこないます。
- 徒長枝や不要な枝を切る
- 芽摘み
- 葉刈り
冬の休眠期のあいだに、徒長枝や、盆栽の形を乱すような枝、枯れた枝などをつけ根から切り落とします。3方向に分かれて伸びている枝は、まん中の枝を切っておきましょう。
春から夏にかけては、出てきた新芽を摘む必要があります。成長すると盆栽の樹形が乱れてしまいそうな芽を開いて、なかにある芯の部分をピンセットなどで取り除きましょう。
全体的に葉が育ってくる夏の時期には、葉刈りをします。葉が多く密集していると、病原菌が発生する原因となってしまうため、対になっている葉は一方を切り取りましょう。
盆栽では、落葉したあとに枝に針金を巻いて形や位置を固定する方法があります。盆栽用の針金で幹から枝に向けて緩く巻きつけます。角度は45度になるように意識しましょう。
枝が折れないように、ゆっくり数週間以上かけて理想の形に曲げていきます。誘引しているあいだは枝の状態を確認して、針金が食い込みそうになったら外してください。
もみじの剪定で気をつけたいこと
もみじを剪定するときに、以下のことをやってしまうと逆効果になることがあります。
・枝先を適当に切る
枝の途中で適当に切ってしまうと、そこから芽が出てくるなど樹形を乱すことになってしまいます。不要な枝はつけ根から取り除きましょう。
・ノコギリを使う
もみじはデリケートな植物なので、ノコギリなどの刃物はあまり使わないほうがよいとされています。細い枝や葉を取り除くときには素手で作業しましょう。
また、もみじを健康に育てるうえで気をつけておきたいのが、剪定の失敗や病害虫についてです。どちらも、もみじを枯らしてしまうおそれがあるため、確認しておきましょう。
夏の剪定

最初にご紹介したように、芽が出てから10月頃までのあいだ、もみじは栄養を取り込む水あげの時期になります。冬におこなうような剪定を夏場にすると、切り口から蓄えた栄養が流れてしまってもみじを弱らせてしまうのです。切り口に雑菌が入ればもみじが枯れるおそれもあります。
夏場に葉が生い茂ってもみじの風通しが悪くなっているなど、どうしても剪定をしたい場合は、7月上旬を目安に風通しのために整える程度の弱い剪定をおこないましょう。
病害虫の発生
剪定をしていないと、枝が混みあって木の内部の風通しが悪くなってしまいます。その結果、葉が密集した日陰の環境を好む害虫が発生してしまうのです。もみじに発生しやすいアブラムシやカイガラムシは、樹液を吸い取って生育を妨げる原因になります。
また、葉の表面にうどん粉をかけたような白いカビが生えてしまう「うどんこ病」という病気にかかることもあります。カビが生えた部分は光合成が困難になり、枯れてしまうおそれがあるのです。
早期発見できれば薬剤を散布して菌の繁殖をおさえることができますが、菌の繁殖が広がってしまうと回復が期待できずに病気にかかった部分を切り取る必要があります。害虫や病気を予防するためには、風通しや水はけのよい環境を整えておくことが重要です。
剪定は、正しくおこなわないと害虫が発生したり枯れてしまったりするリスクが出てきます。剪定に不安を感じたら、業者にまかせてしまうほうが無難かもしれません。
弊社では、全国にある加盟店のなかから剪定業者をご紹介しております。「自分で剪定をしたけどうまくいかなかった……」など、剪定でお困りごとがある方はぜひご相談ください。
剪定のプロにまかせると安心!
もみじの剪定を依頼するなら、業者選びに失敗したくないですよね。料金やサービスについて事前に確認して、最適な業者を見つけましょう。もみじ剪定の料金の計算や、業者を選ぶポイントについてご紹介します。
もみじの剪定にかかる費用

もみじの剪定は、依頼する業者によって異なります。また、作業内容や木の高さなどの状態によって作業の難易度が変わるため、金額が変わることもあるのです。
樹高 | 金額 |
低木(3m未満) | 2,988円 |
中木(3~5m) | 6,860円 |
高木(5~7m) | 15,624円 |
※上表の料金は、剪定をおこなう業者9社のホームページに記載されている金額の平均値を算出したものです。枝葉の処分費用や出張費用などが加算される場合があります。
上記の金額は目安なので、詳しい剪定費用を確認するためには業者に見積りを依頼しましょう。
よい剪定業者を選ぶためのポイント
業者選びに失敗しないか不安に感じる方は、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 1本からでも剪定してくれる
- 丁寧に対応してくれる
- 無料で見積りを出している
相談や質問に丁寧に対応している業者なら、希望に沿った剪定をしてくれるはずです。また、剪定の内容や金額については事前に確認しておくと、あとになって追加料金が発生するなどのトラブルを避けることができるでしょう。
無料で見積りをしているいくつかの業者に依頼して、作業内容と適正な金額を比較することでよりよい業者を見つけることができるでしょう。
弊社では、無料で見積りをおこなう業者をご紹介いたします。業者選びにお悩みでしたら、無料相談窓口までお気軽にご連絡ください。