
キンモクセイの樹形を剪定で整えるときは、「刈り込み剪定」をおこないましょう。刈り込み剪定をおこなうことで、キンモクセイの乱れた樹形をキレイに整えることができます。また、大きく育ちすぎたキンモクセイは「切り戻し剪定」で小さくするのもおすすめです。
キンモクセイの剪定時期がやってきたら、ご紹介する2つの剪定方法のどちらかをぜひ試してみてください。
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キンモクセイを剪定する目的
キンモクセイは1年で5cmほど伸び、大きくなると7~8mまで生長する小高木であるため、限られた家庭のスペースで育てる場合は定期的な剪定が必要になります。
キンモクセイを剪定する大きな目的は「樹形を整えること」ですが、ほかにもこのような目的があります。
- 枯れた枝を取り除く
- 風通しをよくして病害虫を予防する
- 花や実のつきをよくする
キンモクセイの剪定時期は3~4月
キンモクセイの剪定時期は、新芽が出る前の3~4月が理想的です。剪定の時期は地域により多少のズレはありますが、剪定をおこなうなら翌年の花に影響の少ないこの時期におこなうとよいしょう。
また、キンモクセイの剪定は春だけでなく開花後の10~11月にも剪定をすることができます。ただし、寒さに弱いキンモクセイにとってこの時期の剪定は冬の寒さへの耐性を下げることになるため、大幅に剪定をするのは避けるようにしましょう。
キンモクセイを剪定する方法
キンモクセイは丸い樹形にすることが多いです。剪定方法を2種類ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
剪定に必要な道具

キンモクセイの剪定をおこなうときは、以下のような道具が必要です。
- 剪定ハサミ …… 細かい剪定に使います。内部の枝の剪定に適しています。
- 刈り込みハサミ …… 樹形と整えるために使うハサミです。外部の剪定に適しています。
- 剪定ノコギリ …… 太い枝を切るときに適しています。
- 脚立 …… 高い場所での剪定に使います。1~3m程度の脚立があると便利です。
- 軍手 …… 手の傷、負担の軽減になります。寒い時期の場合、寒さ対策にも便利です。
刈り込みの剪定方法
刈り込みバサミを使用した「刈り込み剪定」の方法をご紹介します。この方法は、樹形をキレイに整える場合におすすめの剪定方法です。
1.不要な枝を切る
いきなり刈り込みをしてしまいますと、切り口が増えてたくさん芽吹いてしまいます。先に剪定バサミで長く伸びた枝の切り戻しをおこない、以下のような不要な枝を枝元から取り除きましょう。
- ほかの枝と交差している枝
- 幹側を向いている枝
- 太くて長い枝
- 混み合っている枝
2.刈り込む
次に、刈り込みバサミで樹形を整えます。刈り込みバサミを使用するときは、両手を動かすのではなく片側を固定し、もう片側を動かして切るとスムーズに作業をおこなうことができます。形がキレイに整ったら、完成です。
大きくなりすぎた場合の剪定方法
大きく生長しすぎて樹形が乱れている場合は、切り戻し剪定をしてコンパクトにしましょう。小さくなったら不要な枝などを切り、外側の樹形を整えていきます。
1.高さを整える
まず最初に高く伸びている枝を枝先から50cm程度になるまで剪定バサミで切り戻しをおこないます。枝を切るときは、枝分かれをしている部分を切るようにしましょう。手が届かない場合を作業するときは、脚立を使うようにしてください。
2.不要な枝を切る
長く伸びている枝は切り戻しをします。ある程度切り戻すと枝の数は減っていきますが、不要な枝は樹形や樹木の健康に影響を与えてしまうおそれがあるので、枝元から切るようにしましょう。ここでの不要な枝は刈り込みの剪定方法でもご紹介している枝のことをいいます。
3.枝先を切り詰める
最後に、枝先を切り詰めて樹形を整えます。このとき、先端から2~3節残した位置で剪定バサミで斜めに切るようにしましょう。理想の樹形になったら完成です。
もし「どの枝を切ればよいのか分からない……。」「なかなかキレイな形にならない。」とのことでしたら、プロに依頼するのもよいでしょう。プロの剪定業者なら、枝が伸びた後のことを考えながらキレイに剪定してくれますよ。
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キンモクセイを剪定するときのコツ
キンモクセイを剪定する方法についてご紹介してきましたが、ここで上手に剪定するコツについていくつかご紹介します。
- 自分の手の届く範囲だけを強く刈り込まないようにする
- 作業量の10%以内で一度離れ全体のバランスを見ながら剪定する
- 切り残し枝を放置しないようにする
キンモクセイは切るべき忌み枝が多く、内部も混みやすい木です。身長が高いこともあって脚立での作業は必須になります。高所の内部の枝はとくに切りづらいでしょう。キンモクセイの剪定は危険を伴うため、少しでも不安に思うようでしたらプロに依頼するのもおすすめです。
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剪定にかかる料金の相場
剪定料金は、「単価制」と「日当制」に分けられます。
単価制の剪定料金の場合
庭木の高さや本数によって作業料が変わります。単価×本数=料金で計算するとよいでしょう。
また、低木・中木・高木によって価格帯が異なることがほとんどのため、キンモクセイの高さをあらかじめ測っておくとスムーズに依頼できます。
低木(~3m) | 2,988円 |
中木(3~5m) | 6,860円 |
高木(5~7m) | 15,624円 |
※9社の剪定業者を参考にしており、ホームページに記載されている金額を算出したものです。(2020年9月時点)
日当制の剪定料金の場合
職人一人あたり一日に作業をおこなうのにかかる料金です。
職人一人あたり | 22,583円 |
※6社の剪定業者を参考にしており、ホームページに記載されている金額を算出したものです。(2020年9月時点)
また、日当制だけでなく、時給制の場合もあります。時間を指定したいときやあまり剪定に時間を取れないという場合は、しっかりと時間で区切られる時給制のキンモクセイ剪定業者に頼むのがよいでしょう。
剪定料金はこのほかにも剪定後の枝葉の処分費など追加でかかることもあります。詳しい費用は見積りで確認してみましょう。
剪定費用を安く抑えるためには

剪定料金をなるべく安く抑えたいという場合は、以下のことをおこなうとよいかもしれません。
- 不要な害虫駆除や除草オプションなどを省く
- 軽い剪定で出たごみ処分は任せず自分で処理する
- 複数の業者を比較、検討し、見積りを頼む
とくに剪定料金は依頼先によって異なるため、一つの業者にいきなり決めるのではなく、複数の業者で見積りを出してもらってから依頼をするとよいでしょう。もしどの剪定業者に依頼をしたらよいのか分からないとのことでしたら、弊社にご相談ください。ご連絡いただければ複数の加盟店からプロの剪定業者をご紹介させていただきます。