シモツケを剪定してきれいな花を咲かせよう!適した時期と方法を解説

シモツケの剪定は枝を切るだけではなく、咲き終わった花を取り除く「花がら摘み」も大切です。咲き終わった花をそのままにしていると、次に咲く花の養分まで取ってしまい花付きが悪くなるからです。また、シモツケの株自体の寿命を短くすることもあります。

シモツケの花を楽しむためにも、忘れずに咲き終えた花を摘むようにしましょう。当コラムでは、シモツケの剪定方法などについて解説しています。そのほかにも、シモツケの栽培方法もご紹介していますので、育てる際にお役立ていただけると幸いです。

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目次

シモツケの剪定時期と方法

シモツケを健康的に育てるには、混み合って風の通りを悪くしている枝葉を取り除く必要があります。また、咲き終えた花をそのままにしていると、花付きやシモツケの成長が悪くなってしまいます。

シモツケを健康に育てるためにも、この章でお教えする剪定時期と方法、咲き終えた花の取り除き方を参考にして実際におこなってみてください。

剪定に適した時期

シモツケの花

シモツケの剪定に適している時期は、花が咲き終わった9月ごろ~新芽が出る前の3月です。シモツケはその年に伸びた枝だけではなく、前年に伸びた枝(古い枝)にも花芽を付けます。

古い枝だと花付きが悪くなるため、シモツケの花を楽しむことがあまりできません。しかし、古い(前年)枝を切り取ることで、花付きがよくなりシモツケの美しさを保つことができます。そのためにも、新芽が出るまでに古い枝を切り取ることが大切なのです。

剪定方法を知ろう

シモツケを剪定する場合は、以下の道具を準備します。どれもホームセンターなどで購入することができますので、シモツケを育て始める際に買いそろえておくとよいでしょう。

◆道具

  • 剪定ばさみ
  • 剪定のこぎり
  • 癒合剤
  • 作業用手袋
  • ゴミ袋

シモツケの剪定は、日の当たりや風の通りを悪くしている枝を切るだけで問題ありません。剪定の対象となる枝が太い場合は、剪定ばさみでは切れないことがありますので、剪定のこぎりを使用しましょう。道具の準備ができたら、以下の手順で剪定していきます。

◆手順

  1. 枯れて変色している枝(枯れ枝)や、正常に生えている枝と交差するように生えている枝(交差枝)を根元から切り取る
  2. 1の作業を繰り返しある程度切ったら、シモツケの樹形を見てシルエットからはみ出している部分がないか確認する(ある場合は側面に沿って切りそろえる)
  3. 枝葉を切り終わったら、切り口に癒合剤を塗る
  4. 最後に切った枝葉をゴミ袋に入れて処分する

咲き終えた花は放置しない

シモツケは剪定だけではなく、咲き終わった花(花がら)を取り除く「花がら摘み」も必要です。咲き終わってしおれた花を放置していると、新しく咲く花の栄養を取ってしまい花の色や花付きが悪くなります。

また、シモツケ全体に栄養が行き渡らなくなって、枯らしてしまうおそれもあるため忘れずおこなうようにしましょう。花がら摘みする際は、剪定ばさみを使って花がついている茎(花茎)の部分から切り取ります。

花の部分だけ取り除くと、種子ができ始めてしまいます。そうすると、次に咲く花に必要な栄養が不足し、花付きが悪くなる原因になるので、必ず花茎から摘みましょう。

シモツケの花を楽しむためには、剪定や花がら摘みは必要な作業です。しかし、仕事や家事などで、なかなかシモツケのお手入れができないということもあるかもしれません。そんなときは、業者にシモツケのお手入れを任せることを検討しましょう。

業者に依頼すれば植物にあった剪定してくれますし、剪定に慣れているため時間が短くすみます。しかし、どの業者に依頼すればよいか悩んでしまうことでしょう。そのときは、ぜひ弊社までご連絡ください。

弊社では、お電話やメールでのご相談は無料でおこなっております。お客様のお話をお聞きしたあと、弊社に加盟している業者をご紹介させていただきます。

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シモツケの栽培方法

シモツケの花を楽しむためには、育て方にも注意しなければいけません。ここでご紹介する栽培方法を参考にして、シモツケがきれいな花を付けるように育てましょう。

日当たりと置き場所

シモツケの花

シモツケは日なたで育てましょう。半日だけ日が当たる場所(半日陰)でも育てることはできますが、日なたで育てているものに比べて花付きはよくないのでおすすめできません。

また、シモツケは暑さや寒さに強いため、とくに日差しや防寒などの対策を必要としない植物です。そのため、初めて植物を栽培する方には育てやすい植物となっています。

水を与える頻度

シモツケの水やりをおこなう頻度は、地植えと鉢植えで異なります。以下にまとめてありますので、参考にして水を与えてみてください。

◆鉢植え
春や秋は、土が乾いたら鉢の底から水が出るくらいたっぷり与えましょう。夏場は土が乾燥しやすいので、1日2回ほどを目安にして水を与えるようにします。また冬場は水やりの頻度を土が乾いてから2日~3日ほどたってから与えるようにしましょう。

◆地植え
基本的には雨水だけで十分育ちます。ただし、雨が降らない日が続く場合は土が乾いたときに水を与える必要があります。

用土と肥料

シモツケを育てるときに使用する土と、肥料を与える頻度について以下にまとめましたので、土や肥料を購入する際にお役立てください。

◆地植え
用土:腐葉土などを混ぜ込んだ土を使用する
肥料:基本的に肥料を与える必要はないが、成長が悪いときは1月~2月に堆肥や緩効性肥料などを施す

◆鉢植え
用土:赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜた土を使用する
肥料:新芽が出る4月ごろに合わせて緩効性肥料を施す

植え替え

シモツケを鉢で育てている場合、根詰まりを起こしてしまわないために植え替えをする必要があります。植え替えに適している時期は芽が出る前の3月前後と、落葉したあとの11月前後です。

◆必要なもの

  • 鉢(今の鉢よりひと回り大きいもの)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • はさみまたはカッターナイフ

◆手順

  1. 用意した鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. 土を鉢底ネットと鉢底石の上から入れる
  3. 古い鉢からシモツケを取り出す
  4. 根をほぐし、長くなっている根や黒く腐っている根を切る
  5. 新しい鉢にシモツケを植える
  6. 最後に水をたっぷり与えて植え替え完了

注意するべき害虫

シモツケを育てていると、アブラムシが発生することあります。アブラムシは体長3ミリメートル前後の小さい虫で、植物の栄養分を吸ってしまう害虫です。

単体であれば植物が枯れることはありませんが、大量発生してしまうと植物の栄養を吸って枯れる原因となってしまいます。たとえ1匹だとしても、被害が拡大してしまう前に対処しましょう。対処法(駆除方法)は以下のとおりです。

◆対処法(駆除方法)
・テープで取り除く

アブラムシが発生している場所に、テープを貼りつけて取り除く方法です。使用するテープは、粘着力が弱いものにしてください。粘着力が強いと植物を傷つける可能性があります。

・牛乳や木酢液などを散布する
アブラムシに牛乳(薄めなくてもOK)や、水で薄めた木酢液を散布します。牛乳を散布した場合は、悪臭や雑菌発生の原因になるため、アブラムシを駆除したあとは必ず洗うようにしてください。木酢液は害虫予防などになるため植物を洗う必要はありません。

・殺虫剤を散布する
アブラムシが大量発生している場合は、殺虫剤を散布して対処しましょう。ただし、長期間同じ殺虫剤を使用していると、アブラムシに耐性ができ効かなくなってきます。耐性ができないようにするために、殺虫剤は2種類~3種類ほどローテーションして使うようにしましょう。

害虫の対処は自身でできますが、発生範囲が多いと対処するのに時間がかかってしまいます。そのようなときは、無理せず業者に依頼しましょう。業者によっては剪定のほかに、病害虫の対処や予防対策をおこなってくれます。

弊社にご連絡いただければ、全国にある加盟店から病害虫にも対応している業者をご紹介することが可能です。病害虫でお困りになられましたら、いつでもご相談ください。

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シモツケを増やしたいときは……

シモツケを育てていて、数を増やしてお庭などを彩りたいと考える方もいらっしゃることでしょう。そのようなときは、「挿し木」でシモツケを増やすことができます。手順も難しくないので、シモツケを増やそうと検討されている場合は、ぜひ試してみてください。

挿し木する時期

シモツケの花

シモツケを挿し木する場合、梅雨から初夏の時期である6月~7月におこなうようにしましょう。梅雨は発根しやすいので、できれば6月下旬ごろまでにおこなうとよいでしょう。

挿し木方法

シモツケを挿し木する前に、まずは以下のものを用意します。

◆必要なもの

  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 水の入ったコップ
  • 剪定はさみまたはカッターナイフ

挿し木に使用する枝は前年のもの、もしくはその年に生えた枝を使用します。枝を切るときは、先端から15センチメートルほどの長さのところで剪定ばさみで切りましょう。切り取った枝(挿し穂)は、水を吸い上げやすいように、枝の切り口を斜めに切ります。

水が入ったコップに挿し穂を約1時間つけます。その間、鉢の中に鉢底ネットと鉢底石を敷き、土を入れていきましょう。その後、挿し穂を水からあげ準備した土に挿します。最後に水を与え、半日日が当たる場所に移動させれば、挿し木完了です。

シモツケを増やすことで、自宅を彩ることができることでしょう。しかし、シモツケを増やしたことで、お手入れする範囲も増えたことになります。お手入れのことも考えてシモツケの数を増やさないと、害虫が発生したり枯れてしまったりするおそれもあるので、注意しましょう。

もし、シモツケの数が多くなってお手入れが行き届かなくなってしまったときは、弊社までお問い合わせください。弊社にご連絡いただければ、お客様にご希望・ご要望に沿った業者を弊社加盟店よりご紹介いたしますので、お気軽にご利用ください。

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