
ボケのきれいな花を咲かせるためには、ボケの剪定を適切におこなおうことが大切。ボケの剪定をすることで日当たりや風通しなどの栽培環境をよいものに保つことができ、新しい花芽の生長をサポートできるからです。
この記事では。ボケの剪定で重要な要素である時期や手順について詳しく解説していきます。また、健康的に栽培するための方法やボケの増やし方もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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ボケを剪定してきれいな花を咲かせよう
花を楽しむための、ボケの剪定方法について解説します。ボケの剪定を失敗すると、花の数が減ったり枯れたりする場合があるので、剪定するときは気をつけておきましょう。
剪定時期は花後が基本

ボケの剪定は、4月下旬~6月ごろの花が咲き終わった時期(花後)と、11~12月ごろの冬の時期におこないましょう。また、ボケの剪定では枝をしっかりと切り込むために、切れ味のよい剪定バサミを必要とします。剪定バサミは使用する前に消毒処理をしておき、なるべくボケの木に負担をかけないようにすることが大切です。
ボケを剪定する手順
花後と冬の2つのタイミングでボケの剪定をおこないますが、それぞれ剪定方法が異なります。花後と冬それぞれの剪定手順について見ていきましょう。
・花後の剪定(4月下旬~6月)
まずは咲き終わったボケの花を、剪定バサミを使って取り除いていきます。花を切っておかないと、実を作るための養分を消費してしまうので、次の花を楽しみたいのであれば切りましょう。なお、花だけでなく実も楽しみたいのであれば、花を切らずに放置します。
また、それ以外にも不要な枝を切ることも大切。生長の邪魔をしている枝や伸びすぎた枝などがあれば、短く切るようにしてください。ただし根元から切るのではなく、3cmほどの長さにするように、花芽を2~3個ほど残して切り取ります。
・冬の剪定(11~12月)
花後の剪定と同様、花芽を2~3個残すように3cmほどの長さで枝を切るのが基本です。冬の剪定ではこれに加えて、花芽の付いていない枝を1cm程度まで切り戻しておくと、風通しがよくなり、ボケの木に最適な環境を整えることができます。また、花芽のない不要な枝に関しては、根元から切るようにするのが効果的です。
ここまでご紹介したように、ボケの剪定は時期と手順をしっかりと把握しておけば、そこまで難しいものではありません。しかし、ガーデニングが初めての方にとっては、初めのころは切るべき枝の見極めに苦戦するかもしれません。もし、ボケの剪定が難しい、枝を切る時間がないという場合は、プロの剪定業者に任せてみるのもひとつの手でしょう。
なお、弊社のサービスを利用することで、ボケの剪定が得意な業者に依頼をすることが可能です。さらに、基本的に現地調査やお見積りが無料でおこなえ、キャンセルも可能ですのでお困りでしたらお気軽にご相談ください。
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ボケの栽培管理のポイント
ボケの花を毎年楽しむためには、ボケの剪定以外にもポイントを押さえた栽培管理をおこなうことが大切。ここで、ボケを栽培するうえで気をつけておきたい点について解説していくので、参考にしてみてください。
日当たり・用土を準備する

ボケは日当たりのよい場所を好む植物であるため、日当たりのよい場所で育てておきましょう。ただし、夏の強い日差しは逆にボケの負担になってしまうので、1日の半分程度の日光が当たる環境が望ましいです。
また、ボケは乾燥するのを嫌うため、用土は水もちのよさを重視して選ぶ必要があります。具体的には、赤玉土をメインにして腐葉土を混ぜたものが最適です。用意できなければ、庭木や花木用の培養土でもよいでしょう。
水やりは根付くまでおこなう
ボケの水やりは、根がしっかりと根付くまで根気よくおこなうことが大切。地面の土を目や指で確認してみて、乾いてきたのを感じたタイミングでたっぷりと水やりをしましょう。とくに夏の時期は乾燥しやすいため、1日1~2回を目安に水やりをおこないます。反対に、冬の時期は土が乾きにくいので2~3日に1回を目安におこないましょう。
また、ボケの根がしっかりと根付いたら、あとは基本的に水やり不要です。なお、鉢植えの場合は外からの雨水だけでは水不足になりがちなので、引き続き同じように水やりをするようにしてください。
ボケの栽培では肥料も重要
ボケの開花準備をサポートできるように、肥料の追加もおこなっていきましょう。2月の時期を目安として、緩効性肥料を株の周りにまいていきます。ボケの実を楽しみたい場合は9~10月ごろにも与えるようにしてください。また、鉢植えの場合は花後と10月ごろにも緩効性肥料をまきます。
ボケを挿し木や盆栽にしてさらに楽しむこともできる
ボケの花や樹形をさらに楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。そんな方には、挿し木や盆栽をするのがおすすめです。ここでは、ボケの挿し木や盆栽をする手順について解説していきます。
ボケを挿し木で増やす方法

ボケの剪定で切り取った枝を使って挿し木をすることが可能です。挿し木で使用する枝は、長さが20cm以上のものを選びましょう。その枝を以下の手順にしたがって6月または9月ごろにおこないます。
【ボケの挿し木手順】
- 枝を10~15cmほどの長さに切る
- 水を用意し、枝を2~3時間ほど浸ける
- 用土に木を挿し込む
- 乾燥に気をつけつつ発根するまで栽培する
うまく挿し木に成功して根が生えてきたら、根の様子を見つつ十分に生長するまで栽培を続けましょう。その後、新しい鉢を用意して植え替えすればそのまま育てていけます。
ボケの盆栽を作る手順と注意点
ボケの花言葉は「平凡」といい、狭い庭に小さく育つことが由来となっています。この由来のとおり、小さな植木鉢で育てていく「盆栽仕立て」向けの植物でもあるのです。もちろん、ボケの盆栽でもきれいな花を咲かせることもできます。盆栽を作る場合は、以下の手順にしたがいおこないます。
【ボケの盆栽仕立ての手順】
- 盆栽用の容器に鉢底ネットを敷く
- 盆栽用の針金を容器に通していく
- 苗の土を落として、長すぎる根を整える
- 苗を盆栽用の容器に入れる
- 盆栽用の土を加えながら植えていく
- 水やりをおこなう
このように、盆栽の植え方は庭木や鉢植えの植え方と異なる点に注意が必要です。また、盆栽用の土は市販で売られているものか、ケト土と赤玉土を混ぜたものを使用するようにしてください。なお、盆栽の場合は水切れにならないようにこまめな水やり管理が必要になります。
ボケの盆栽はしっかりと栽培して、樹形が整うようにボケの剪定をおこなうと、庭植えや鉢植えとはまた違った樹形や花が楽しめます。興味がある方はぜひチャレンジしてみるとよいでしょう。
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