ヤツデの剪定|縁起のよいヤツデのお手入れ方法や毒性について解説

ヤツデの剪定は3年に1回!

「ヤツデの適切な剪定時期と方法が知りたい」
「枯らさず元気に育てるお手入れ方法が知りたい」
などの疑問を抱えていませんか?

ヤツデは病気にも強く、水やりもさほどする必要がないため育てやすい植物です。
しかし、放っておくと育ちすぎて上部の葉が多くなってしまったり、日陰ばかりにいると下部の葉が黄色くなり落ちてしまったりと見た目にも悪くなってしまいます。

ヤツデは適切な時期に正しい方法で剪定して、元気に育てましょう!

ここではヤツデを美しく保つため、剪定する方法やタイミング、正しい育て方について解説していきます。
この記事を読んでいただければ、ヤツデを正しい方法で剪定・お手入れをし、枯らさず元気に育てることができます。

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目次

ヤツデを剪定する方法とタイミング

ヤツデは手入れが簡単で、育てやすい植物として知られています。
そんなヤツデでも3年に1度の剪定は必要になりますので、ポイントをおさえて上手に剪定をおこないましょう。

ここではヤツデの剪定時期や剪定方法について詳しくお伝えしていきます。

ヤツデの剪定時期はいつ?

ヤツデの剪定に適している時期は2月~3月の間、もしくは10月~12月の間といわれています。
2月~3月の間は表皮がはがれにくく回復が早いため、ヤツデの剪定に適しているのです。

また、10月~12月の間に葉の枚数を減らす剪定をおこなうことで、株の成長が適度に抑えられるため翌春に出てくる葉を小さめにすることができます。
どちらかの時期に合わせ、剪定をおこないましょう。

ヤツデは一般的な庭木のように頻繁に剪定する必要はなく、3年に1度おこなうだけで十分です。
剪定を毎年おこなってしまうと、成長が抑えられすぎて株全体の勢いが衰えてしまいます。
ただ、3年を待たずとも高く育ちすぎた場合には、4月~6月の間に枝葉を軽く切り詰めましょう。

ヤツデの剪定方法

ヤツデの剪定方法は「間引き剪定」「切り戻し」「葉切り」の3種類からなります。

間引き剪定
間引き剪定

枝の生え際から切り落とし、枝の数を減らす剪定方法です。
「透かし剪定」とも呼ばれています。
古くなった幹を株元から間引く方法もあり、幹の数を3~5本程度になるように間引くことで見た目にもスッキリします。

切り戻し
剪定方法 切り戻し剪定

枝を根から3分の1ほどの高さのところで切る方法です。
枝を根元から切ってしまうのではなく、3分の1残すことで健康な幹を保つことができます。

葉切り
葉切りとは大きな葉を減らし全体をコンパクトにする方法です。
ヤツデは大きな葉が特徴ですが、圧迫感を感じることがあります。
古い葉は切り落とし上部の葉を3枚ほど残すように切りましょう。

剪定やお手入れ法で迷ったら業者に依頼を!

ヤツデはとてもお手入れが楽な植物ではありますが、それでも剪定や最低限のお手入れは必要になります。
剪定方法は3種類あるため、どの方法で剪定したらいいのかわからない、手入れが難しいと感じた場合は業者に依頼するのもおすすめです。

自分で剪定するのに自信のない方も、剪定のプロに依頼すればヤツデを美しく剪定してもらうことができます。
縁起がよく、魔除けや金運アップの効果が期待できる植物ですから、大切に美しく飾っておきたいですよね。

ヤツデの剪定費用は木の高さによって変わります。
ヤツデは2~4mの高さに育ちますので、その高さに合わせた費用相場を以下の表にまとめました。

0~3m未満1本:1,000~5,000円
3~4m未満1本:4,500~7,000円

詳しい剪定の料金については費用相場をまとた記事をご覧ください。

弊社の「剪定110番」ではお客様のご要望に沿った経験豊富な剪定のプロをご紹介しております。
全国24時間365日電話にて受付しておりますので、お気軽にご利用ください。

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ヤツデの育て方は簡単!基本のお手入れ方法

ヤツデは「八つ手」と書きますが、裂ける数の多くは7枚や9枚などの奇数です。
葉は肉厚で光沢もあり、縁がギザギザしているのが特徴です。

ヤツデは丈夫でお手入れが楽なので、育てやすい植物です。
ここではヤツデが好む環境や水やり、肥料、病害虫などの基本のお手入れ方法について詳しくお伝えしていきます。

ヤツデは縁起の良い植物

ヤツデは古くから、縁起のいい植物として玄関先や店先などに飾られてきました。
人間の手のような葉の形状から、「人をたくさん招く」「千客万来」などの縁起を担ぎ、飾られるようになったといわれています。

またヤツデは別名「天狗の葉団扇(テングノハウチワ)」と呼ばれ、天狗が手にもっている大きな葉はヤツデの葉といわれています。
ヤツデを手にもつ天狗は、ヤツデの大きな葉で魔物を払い、厄を払うともいわれています。

そのため、ヤツデは縁起のほかにも魔除けの効果があると信じられてきました。
風水的にも「家にヤツデを植えれば外からの邪気を防ぐ」とされ、玄関や西の方角にヤツデを植えれば「金運アップ」の効果も期待できるようです。
そんな縁起・魔除け・金運アップを兼ね備えた植物ですから、大事に育てていきたいですね。

ヤツデが好む環境

ヤツデは「陰樹(いんじゅ)」に分類される植物のため、強い日差しを嫌い半日陰などジメジメしたような環境を好みます。

陰樹

日陰にも耐え、少ない光でも育つ植物のこと。

強い日差しにさらされ続けると、葉焼けなどの原因になりますので植える場所には注意が必要です。
日差しに弱いからといって1日中、日の当たらない場所に植えると、下葉が黄色くなり落ちてヒョロヒョロになってしまいます。

目安としては、1日に2~3時間程度日が当たるような半日陰か、明るい日陰が理想的です。
室内の場合でも、半日陰のスペースを選ぶなど、日当たりに十分注意しましょう。

ヤツデの水やりや肥料は必要?

ヤツデの水やりや肥料については育てているヤツデが庭植えか鉢植えかによって異なります。
ここではそれぞれの場合の水やりや肥料についてお伝えしていきます。

庭植えの場合

庭植えならば水やりは不要です。
雨水だけでほとんど水やりはしなくてもいいため、手間のかからない植物といえます。
基本的には水やりは不要ですが、真夏など目に見て土が乾燥してしまっている場合などは、水をあげてください。

肥料も基本的には不要ですが、油粕と骨粉を混ぜた肥料を与えると新芽や新しい枝の成長が促されます。

鉢植えの場合

ヤツデを鉢植えで育てている場合は、一般的な樹木と同じように水やりをする必要があります。
鉢の土の表面が乾いたら、水をあげましょう。

肥料も庭植えの場合と同様に基本的には不要です。
葉が黄色になったり葉の色が薄くなっている場合には油粕などを与えましょう。

ヤツデで気を付けたい病害虫

ヤツデはとても病気に強い植物ですが、「カイガラムシ」という病害虫がついてしまう場合があります。
カイガラムシは気温が高くなる5~7月頃に発生し、ヤツデの樹液や葉の水分を吸いとって株を弱らせてしまう虫です。

このカイガラムシをそのまま放置してしまうと、その排泄物から「すす病」という病気まで発病してしまうおそれがあります。
カイガラムシを発見した際はすみやかに駆除することをおすすめします。

カイガラムシの駆除方法として、幼虫のうちは殺虫剤の使用が有効です。
カイガラムシは成虫になると殺虫剤が効かないため、歯ブラシで落としたりガムテープを使ったりして駆除するようにしましょう。

ヤツデを種や挿し木で増やしてみよう

ヤツデは種まきと挿し木で増やすことができます。
ここでは種まきと挿し木の、それぞれのやり方を詳しく解説していきます。

種まきでの増やし方

種をまくのに適した時期は3〜4月です。
ヤツデの種は秋に採取することができるので、花が咲き終わった後、果肉ができるのでその中から種を取り出しま章。

種まきの時期まで乾燥させないように保存しておきます。
種の保存方法として、少し湿らせた川砂に種を混ぜ、ビニール袋に入れ冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

挿し木での増やし方

挿し木に適した時期は7〜8月です。
若い枝の先を10cmセンチほどに切り、切った枝の葉は上部数枚を残して取り除いてください。
残した葉は半分に切っておきます。

赤玉土を使用し、赤玉土に枝を挿して発根するまで管理します。
このとき、土が乾かないように注意しましょう。
根と葉が成長してきたら、鉢植えや地植えに植え替えてください。

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ヤツデの意外な使い道と毒性について

ヤツデは、縁起や魔除けなどおまじない的な効果のほかにも、さまざまな使い道があります。
意外な使い道がある一方、ヤツデには毒性があるため、使い方を間違えると危険な植物でもあるのです。

ここではヤツデの毒性や使い道について詳しくお伝えしていきます。
危険性があるということを理解したうえで、正しく育てていきましょう。

ヤツデが持つ毒性とは

ヤツデには「ヤツデサポニン」という少量の毒が葉や根、茎に含まれています。
そのため、人間や動物がヤツデを誤って口にしてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐などの体調不良を引き起こしてしまう危険性があります。

特に小さい子どもやペットは、わからず口にしてしまう可能性もありますので、ヤツデに近づかないように十分注意しましょう。

昔は虫よけとして使われていた

ヤツデには危険な毒が含まれていますが、昔はこの毒性を利用しヤツデの葉で殺虫剤を作っていたようです。
虫はヤツデの毒を感じると近寄らなくなるため、大事な虫よけアイテムとして利用されてきました。

乾燥させたヤツデの葉は薬に使われることも

ヤツデの葉には毒のほかに「ベータアファトシン」「サポニン・アルファアファトシン」と呼ばれる薬用成分も含まれています。
ヤツデの葉っぱを乾燥させて作る薬は「八角金盤(ハッカクキンバン)」といわれ、咳止め・去痰などの治療に利用されています。

まとめ

ヤツデは育てやすく、手入れもしやすい植物です。
また、その葉の形から縁起がよく魔除けや金運アップのアイテムとしても人気があります。

お手入れしやすいとはいえ、最低限の剪定は必要になりますので3年に1度程度、キレイに整えてあげましょう。
そのとき、ご自身での剪定に不安がある場合は業者に相談することをおすすめします。

弊社のサービス「剪定110番」でも、剪定などさまざまなご相談をお受けいたしております。
ヤツデの剪定について何かお悩みがありましたら、いつでもお電話ください。

相談やお見積りは無料(※)ですので、初めての方でも安心してご利用していただけます。
剪定110番は全国24時間365日【受付】対応可能ですのでいつでもお気軽にお問い合わせください。

(※)対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

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