花桃の木の剪定時期と失敗しない方法|花が咲かない原因を解決!

花桃の木の剪定時期と失敗しない方法|花が咲かない原因を解決!

ピンクや紅色の華やかな花を咲かせるのが、花桃を育てる楽しみですよね。
しかし、「思うように花が咲かない」と悩んでいる方も多いようです。
せっかくお世話をしてきたのに花が咲いてくれないのはとても残念ですね。

花桃の花をたくさん咲かせるには、剪定のタイミングが重要です。
適切でない時期の剪定が花の生長を妨げてしまうということがよくあります。

この記事では、枝いっぱいに美しい花を咲かせるために知っておくべき剪定時期や剪定方法、健康を保つお手入れの方法をまとめてご紹介します。

花桃のお手入れにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

うまく剪定するためのポイント

花の生長に合わせた適切な時期に正しい方法で剪定をすれば、花はしっかりと咲いてくれます。
しかし、「時期を逃してしまった」「小さくする強剪定をしたい」といった場合、無理な剪定によって花が咲かなくなったり樹木自体が弱ったりするリスクが高まります。

剪定が初めてで不安という方は、一度プロに相談してみるのもおすすめです。
確かな知識と経験をもったプロは、花桃の状態や依頼者の予防に合わせた方法で剪定をして、木の健康を維持しながらきれいな樹形を作ってくれます 。

今後の剪定やお手入れ方法についても相談することができますよ。

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目次

花桃は「花後すぐ」に剪定するべき

花桃の木の剪定時期

花桃によりたくさんの花を咲かせたいなら、剪定時期は3月下旬~4月頃の花が咲き終わった直後が最適です。

花桃は花が終わると新しい枝(新梢:しんしょう)を伸ばし、その新しい枝に翌年に咲く花の芽(花芽:かが)がつきます。
新梢が伸び始めてから枝を切ると、花芽の生長が遅れて花が咲きにくくなってしまいます。

そのため、遅くても花が散って半月~1ヵ月以内には剪定を済ませておきましょう。

今年花が咲いた枝を花後すぐに切ることで、そこから枝分かれして新梢が増え、花の数をより増やすことにもなります。

また、落葉期の11月~12月頃にも、剪定をすることはできます。
落葉期は木が休眠している状態なので、剪定による樹木のダメージを抑えることができるのです。

ただし、落葉期には翌年の花芽ができているので、枝を切りすぎると花の数が減ってしまいます。
落葉期の剪定では、不要な枝を取り除く程度にとどめることがポイントです。

剪定方法のコツを知って花を咲かせよう

花桃の花をより楽しむには、時期ごとに剪定の方法を変える必要があります。
それぞれの違いとポイントを見ていきましょう。

花後は「切り戻し」で枝数を増やす

花後すぐの剪定は切り戻しという方法でおこないます。
切り戻しは、枝を途中で切って短くする剪定方法です。

花が咲いた枝の根元部分には枝になる芽がついています。
この芽がそれぞれの枝に2~3個残るようにして、芽の少し上で枝を切り落としましょう

枝の先端を切り落とすことで芽の生長が促され、枝の数が増えます。

花桃の切り戻し剪定

落葉期は「間引き」&「切り戻し」で樹形を整える

落葉期の枝には花になる芽がついているので、枝の先端を切ると一緒に花芽を切り落とし、花の数が減ってしまいます。

落葉期の剪定は不要な枝だけを切り落とす間引き剪定(透かし剪定)をしましょう。
不要な枝を取り除くと、樹形がすっきりとして風通しもよくなります。

不要な枝とは枯れた枝や病気の枝、他の枝と絡まる枝、幹から生える細い枝、株本から生える枝などです。
枝の流れがスムーズになるように、枝分かれしている部分の根元から切り落としましょう。

不要枝

また、伸びすぎた枝を短くしたい場合は花後と同様に切り戻しをすることも可能です。
切り戻して枝の長さをそろえることで、全体のシルエットが整います。

ただし、花を咲かせたいなら枝についている花芽を確認し、花芽が残る位置で切る必要があります。

枝には芽には花芽と葉芽があり、ふっくらと丸みを帯びているのが花芽、細くて先がややとがっているのが葉芽です。
葉芽だけになった枝には花が咲きませんので、よく確認して切る位置を決めましょう。

花桃の花芽と葉芽

小さくしたいときはプロに相談しよう

大きくなってしまった花桃を小さくしたい」という場合は、落葉期には太い枝を短く切り詰める強剪定をします。
ただし、多くの花芽を切り落としてしまうので、その年には花はあまり咲かなくなります。

また、花桃は他の落葉樹に比べて強剪定で弱りやすいので、切った枝に癒合剤を塗ったり、数年に分けて少しずつ小さくしたりといった対策が必要です。

花桃の健康を保ちながらサイズを小さく仕立て直したいときは、プロに相談してみるのがより安全な方法です。

花桃の性質をよく理解しているプロは、難しい強剪定も健康状態に配慮しながら的確におこなってくれます。
また、「自分で剪定したら花が咲かなくなってしまった」など、剪定の仕方がわからないときや剪定に関するトラブルがあるときにも、剪定のプロは手助けをしてくれます。

知識と経験の豊富なプロに相談すれば、花が咲かない原因も究明して適切なケアをしてもらえるのです。

剪定110番では、花桃に詳しい剪定のプロをご紹介可能です。
現地での見積りは無料となっており、ご相談だけでも大歓迎です。

※対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。

年中無休の無料相談窓口にぜひお問い合わせください。

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病気や害虫が原因で花が咲かないこともある

葉が変色したり落ちたりと、木そのものの健康状態が悪くて花も咲かないといった場合、病気や害虫の被害に遭っているおそれがあります。

花桃の木に寄り付く害虫や発症しやすい病気にはどのようなものがあるのか、また自分でできる対策方法はあるのかをご紹介します。

アブラムシ・カイガラムシに注意しよう

花桃に寄り付く害虫は、おもにアブラムシとカイガラムシの2種類です。

アブラムシは4月以降に発生し、樹液を吸って木を弱らせます。
さらに、アブラムシの排泄物がすす病という病気の原因になり、最悪の場合枯れてしまうこともあります。

カイガラムシは幹や葉に寄生し、アブラムシ同様樹液を吸って木を弱らせます。
排泄物がすす病の原因になるのもアブラムシと同じです。
一度発生するとすべてのカイガラムシを駆除することは困難です。
数年間根気よく駆除を続ける必要があります。

アブラムシとカイガラムシの幼虫には殺虫剤による駆除が効果的です。
カイガラムシの成虫は、殺虫剤のみでの駆除が難しいので、ブラシなどでこすって落とすとよいです。

若い花桃は病気にかかりやすい

花桃がかかりやすい病気には、縮葉病(しゅくようびょう)、枝折病(えだおれびょう)などがあります。

縮葉病は新葉がかかりやすい病気で、葉が縮れてふくれあがります。
症状がひどくなると、そのまま木が枯れてしまうこともあります。気温が低く雨が多い年に発生しやすい病気です。

枝折病はカビの一種が原因で、枝折病の菌に感染して枝の中が腐り、枝が折れてしまう病気です。

病気になった枝葉は切り取って、切り口には殺菌剤を塗るなどの対処が必要です。

若い花桃の木はとくに病気にかかりやすいため、害虫予防の薬剤をまいて、こまめに枝葉や幹の様子を観察しながら育てましょう。

すでに病害虫の被害に遭ってしまったという場合は、プロに対処してもらうのがおすすめです。
剪定のプロは剪定だけでなく、害虫の駆除や病気のケアにも柔軟に対応してくれます。

お手入れの仕方を押さえて花桃をより楽しもう

花桃の特徴

剪定は上手くできたはずなのに、なぜかきれいな花が咲かないということはありませんか?
その場合は、日頃のお手入れに問題があるかもしれません

花桃の木の特徴やお手入れ方法などをご紹介します。
間違ったお手入れをしていないか、注意不足だった点はないかなどをあらためて見直してみましょう。

水はけと日当たりのよい環境を作る

花桃はもともと花を観賞するために品種改良をおこなった桃の木で、日本で古くから愛されている樹木です。
春になると赤・白・ピンクの花を咲かせ、お庭を明るく彩ります。

暑さにも寒さにも強く、土の質も特に選ばないため、初心者にも育てやすいといわれています。

ただし、水はけの悪い土では根腐れを起こすおそれがあるので、水はけのよい土で育てましょう。
日陰に弱く、日当たりの悪い場所で育てると花が咲かないことがあります。

生長が早く、大きいものでは8mにまで成長する木なので、鉢植えではなくお庭に直接植えて育てることをおすすめします。

水やりと肥料のタイミングを守って健康を保つ

植物の成長に欠かせないのが、水と肥料です。

庭植えの場合、あまり頻繁に水やりをする必要はありません。
7月~9月頃の強い日差しが続く時期は土が乾燥しやすいので、朝か夕方に水やりをおこないます。
それ以外は土の乾燥がみられなければ自然の雨だけで育ちます。

肥料は年に1回与える必要があります。
落葉期の2月~3月頃に、油カスなどの有機質肥料や、緩効性の化成肥料を株の根元周りにまいて与えます。
生長した木の場合はこれでかまいませんが、苗木の場合は9月にも同じ肥料を与えて成長を促します。

花桃は挿し木で増やせる

花桃の木を増やしたいときは、挿し木で増やすことができます。
挿し木は、剪定などで切り落とした枝を土に植えて発根させる方法です。

挿し木をおこなうのは、新しく伸びた枝が硬くなりかける5月~6月が適しています

花桃の挿し木の手順
  1. 10~15cmの長さに枝を切り落とす
  2. 切り落とした枝の先端に2~3枚の葉を残し、残りの葉を落とす
  3. 水を吸収しやすいように枝の切り口を斜めに切って、切り口を1時間ほど水につける
  4. 枝を自ら取り出し、切り口に発根促進剤を薄くつける
  5. 鉢に土を入れて枝の切り口を挿し、たっぷりと水やりをする
  6. 風の当たらない日陰で管理する
  7. ある程度根が成長したら、日当たりのよい場所に植え替えて育てる

発根促進は必須ではありませんが、根の生長を促して挿し木の成功率を高めてくれるなので、つけておくとよいでしょう。

枝を挿す土は鹿沼土か市販の挿し木用の土がおすすめです。
また、植え替えに適した時期は、落葉期である11~3月頃です。

花桃の管理でお困りなら剪定110番にご相談ください

生活110番では、全国にいるプロのなかからご相談にぴったりの剪定業者をご紹介するサービスをおこなっております。

自分で剪定できる自信がない」「他の木もまとめて手入れしてほしい」といったときだけでなく、「花桃の元気がない」「害虫を駆除してほしい」といった樹木に関するあらゆるご相談に対応可能です。

ご相談、見積りは無料で、見積り確認後キャンセルをしてもキャンセル料は発生しませんのでご安心ください。

※対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。

24時間365日ご相談を受付しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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