イチイの木の剪定は定期的に!剪定時期やキレイに剪定するコツとは

イチイの剪定はいつでもOK 太い枝を切るときは注意が必要

秋になると赤い実をつけるイチイの木は、暑さにも寒さにも強く、育てやすい植物といわれています。

しかし、植えるだけでお手入れ不要というわけではありません。そして、必要なお手入れのひとつが剪定です。育てやすく成長の早いイチイの木だからこそ、長くキレイな木を保つために正しい剪定をおこないましょう。

本コラムでは、イチイの木の育て方から剪定方法まで詳しくご紹介します。また、剪定を業者に依頼する際のポイントなどもお伝えしますので、庭木のお手入れの参考にしてください。

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目次

イチイの木の剪定方法

イチイの木は、大きいものだと20メートルの高さになることがあります。しかし、庭木として楽しむためには、高さも形も整える必要があります。

そのために必要なのが剪定ですが、剪定後の形や剪定をおこなう時期などを考えておこなわなければなりません。ここでは、剪定をおこなう時期と、自分でおこなう場合の道具や方法をご紹介します。

剪定時期と頻度

剪定時期と頻度

植物には、基本的に適した剪定時期がありますが、イチイの木はとても丈夫なため、この時期でなければならないという剪定時期はありません。

ただし、木が若い場合や種木の剪定は2~3月がおすすめです。剪定をすることで芽吹きがよくなるので、新芽の出る前のこの時期がよいとされています。

また、ある程度成長したイチイでも、強剪定をおこなう場合は、7月と11~3月の2回おこなうとキレイなイチイの木を保つことができます。というのも、7月は新しく伸びた枝の成長が止まり、11~3月は芽吹きが始まる前なのです。この時期に剪定をおこなうことで、当年と翌年の木の形を調整することができます。

剪定に必要なもの

イチイの木は、樹高の高いものでなければ自分で剪定することができます。剪定に必要なアイテムは以下の7点です。

【服装】
  • 軍手
  • ゴーグル
  • 長袖長ズボン
【道具】
  • 剪定バサミ
  • ノコギリ
  • ほうきとちりとり
  • 脚立もしくははしご

伸びた枝や切り落とした枝でケガをするおそれがあるので、長袖長ズボンを着用しましょう。また、枝でケガをするおそれがあるのは腕や足だけではありません。ゴーグルと軍手で、目元と手元もしっかりと保護してから作業しましょう。

足元が不安定な状態では安全な作業ができません。グラつきのない脚立やはしごを用意しましょう。脚立やはしごを使用するときは、足元がガタガタしないかどうか確認して安定した場所に置きましょう。

剪定の際、細い枝には剪定バサミ、太い枝にはノコギリを使用します。刃こぼれがないか確認してから使いましょう。落とした枝は、大きいものはまとめて袋にいれるかしばるかして、細かいものはほうきとちりとりで集めます。

剪定の方法

剪定は、枝の大小で方法が異なります。また、剪定後にどのような形にするかを先にイメージしておく必要もあります。各枝を不等辺三角形か、扇形になるように剪定するのが一般的です。

完成形が定まっていないと、作業に迷いが出てしまいます。迷いながらの作業は手元が安定せずケガにつながるおそれがあるので、完成形はしっかりとイメージして剪定しましょう。

まずは小さい枝の剪定です。小さい枝は、成長に大きく関わることがないので、いつ剪定をおこなっても問題はありません。剪定バサミを使って、枝同士が絡まっている部分や根のほうを向いて伸びている逆枝、根元から生えているヤゴなどを切ります。この程度の剪定は、枝を見て気になるものがあれば、いつでも繰り返しおこなって大丈夫です。

次に太い枝の剪定です。太い枝は木の元となる幹から伸びているものを落としてしまうと元に戻りません。そのため、どの枝を落とせばよいのかを判断するのがとても難しく、経験のない方が作業するのはおすすめしません。強剪定をおこなう際は、業者に依頼しましょう。

自分で剪定するのが大変な場合

イチイの木が大きくなるまでは、自分で剪定をおこなうこともできるかもしれませんが、長く育てていると、その分木は成長し、高さも高くなります。大きくなったイチイの木を自分で剪定するのは、剪定可能な枝の判断も難しく、簡単な作業ではないでしょう。

また、道具は使い慣れていないと、使い方を誤ってケガをするおそれがあります。そのような事故が起こらないよう、自分で剪定をおこなうことに不安のある方は業者に依頼することをおすすめします。

どのような剪定業者があるのかわからないというときは、弊社にご相談ください。弊社には全国各地に加盟店があり、施工経験の多い業者を手配することができるため、初めての依頼でも安心です。お気軽にお電話ください。

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イチイの木のお手入れ方法

イチイの木は、暑さにも寒さにも強いため、非常に育てやすい植物です。しかし、成長に適した環境やお手入れ方法というものはあります。

よりよい状態を保ってイチイの木を成長させるために、イチイの木の特徴やお手入れ方法、育てるうえで注意するべきポイントなどをご紹介します。

イチイの木の基本情報

イチイの木の基本情報

イチイの木は、ゆっくりと成長し、大きいものは樹高20メートルまで育つものもあります。寿命が長く、1000年以上生き続ける場合もあります。暑さにも寒さにも強い木ですが、日本では北海道などの北の地域でよくみられます。

3~4月には小さな花が咲き、9~10月には実がなります。赤く熟した実は甘みがあり、食べることができます。

イチイ・キャラボク・ヨーロッパイチイなど種類はいくつかあります。最も一般的なのがイチイで、樹高も1番高くなります。イチイの変種で、もっとも樹高が低く、植え込みによく利用されるのがキャラボクです。そして、イチイよりもやや樹高が低く、葉が大きいのがヨーロッパイチイです。

基本的には、日当たりのよい場所でもやや日陰でも育ち、土の質も選びません。しかし、強い日差しや土の乾燥は成長の妨げになるので、日差しの強い夏場や西日のよく当たる場所での栽培は注意が必要です。

基本的なお手入れ方法

必要なお手入れは、水やりと肥料を与えることですが、どちらもあまり頻繁におこなうものではありません。

木が若いうちは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをする必要がありますが、植え付けから2年以上経った木は、基本的には自然の雨で育ちます

また、肥料は2月ごろに有機質肥料を株元に埋めるだけで大丈夫です。鉢植えで育てる場合のみ、3月に同じ肥料を同じ場所に追加で埋めます。

果実には毒がある部分が!

イチイの熟した実は甘みがあって食べることができますが、それ以外の種や葉や茎には毒があり、誤って口にして人が死亡した例もあります。

イチイにはタキシンという成分が含まれており、これが毒になります。人はもちろん犬などのペットも口にすれば中毒症状を起こすので、散歩でいく公園などにイチイの木があれば近づかないように注意が必要です。

最も口にする可能性が高いのが種です。実の中に必ず入っているので、実を食べるときに種ごと食べてしまうことがあるのです。万が一イチイの毒の部分を食べてしまったら、すぐに医師の診断を受けましょう。

気をつけたい害虫

かかりやすい病害虫はほとんどみられませんが、枝が伸び続けて風とおしが悪くなっていると、カイガラムシやミノムシの被害に遭うことがあります。

カイガラムシは、5~6月ごろから発生します。栄養を吸い取ったり葉に排泄物を残したりすることで木の成長を妨げ、葉にカビが発生するスス病の元になります。

ミノムシは、おもに7~8月ごろに発生します。葉を食べて成長し、そのうち枝にミノをつくり冬を越します。ミノを放置すると、中の卵から幼虫が生まれ、夏にはまた葉を食べます。

どちらの虫も見つけ次第すぐに木や葉から落とすか、殺虫剤などを使用して駆除しましょう。また、風とおしの悪さが虫のつく原因になるので、対策としてきちんと剪定をしてきましょう。

イチイの木には剪定が大切!その理由とは

イチイの木を育てるうえで注意すべきポイントである害虫は、風とおしが悪く、人目につきにくい枝の密集した場所に棲みつきます。また、無造作に伸びた枝は見栄えも悪く、手入れが行き届かず近隣の迷惑になることもあります。

そういったトラブルを防ぐためにも、定期的な剪定は必要です。剪定を業者に依頼するメリットは、作業時の安全面だけではありません。植物に関する知識が多いため、イチイの木の特徴に詳しく、お庭全体とのバランスも考慮した剪定が可能です。

どのような業者に依頼すべきか悩む方は、弊社にお問い合わせください。庭木の状態や大きさをお聞きして、理想の形に剪定できるよう、知識と経験が豊富な業者をご紹介します。

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イチイの木の剪定を業者に依頼する際の流れ

イチイの木の剪定を業者に依頼する場合、気になるのは作業の流れと費用ではないでしょうか。そこで、ここからは剪定を業者に依頼した際の、相談から作業までの流れと、費用の相場をご紹介します。

また、業者選びにはポイントがあります。どのような点が優れた業者がよいのか、業者選びの参考にしてください。

相談から作業までの流れ

相談から作業までの流れ

剪定を業者に依頼すると、どのような流れで作業完了にいたるのでしょうか。

まずは業者に問い合わせをして、剪定する木の高さや種類、本数を伝えます。それから、現地調査をおこない、剪定する木とお庭の広さや状態などを確認して見積りを出します。ただし、電話概算を希望した場合は、現地調査なしの電話見積りをしてくれる業者もあります。

見積り確認後、料金や作業内容に納得がいけば、施工日を決めます。作業が終わり、支払いが完了したら全行程終了になります。業者によっては、作業前に支払いが必要な場合もあります。

いくらかかる?剪定料金の相場

庭木の剪定は、木の高さや生えている場所などによって異なります。イチイの木の場合、種類によってはとても大きくなるものなので、建物の2階程度の高さの7メートルほどの高さの場合の費用相場をご紹介します。

高さ7メートルほどの木の場合、約12,000~20,000円の費用がかかります。この費用の中には、枝の処分費まで含まれているものもあれば、処分費が別途かかる場合もあります。また、作業に高所作業車が必要な場合や、7メートルを超える高さの木は金額が上がります。

定期的に剪定をおこなうことでキレイな形を保ってイチイの木を育てることができ、業者に依頼することで成長を妨げるような剪定の失敗を避けることができます。イチイの木を長く楽しむためには、剪定のプロに依頼することが確実な方法かもしれません。

業者を選ぶ際に注目するポイント

剪定を業者に依頼する場合、業者選びのポイントはいくつかあります。人によって業者に求める内容の優先順位は異なり、一概に以下の条件がそろっていればよいというわけではありませんが、最低限満たしているとよいポイントを4つご紹介します。

・丁寧な対応
相談時の電話対応や、現場での作業の説明などを、わかりやすく丁寧に話してくれる業者はおすすめです。

・実績がある
口コミ件数が多い業者やサイトなどに施工例を多く掲載している業者は施工経験豊富で、実績のある業者といえるでしょう。口コミでは利用者の意見も見ることができるので、参考にするにはよいポイントになります。

・妥当な費用
費用が相場からかけ離れている場合は、安くても安心してはいけません。出張費や見積り費などが追加料金としてかかる可能性があります。あらかじめいくつかの業者に相見積りを取って、費用が妥当かどうか比較検討しましょう。

・明確な見積り
費用の妥当性は、見積り内容からも見極めることができます。見積りには、なににいくらかかるかという内容が記載されています。見積りの内訳が明確であれば、追加料金などの不安も軽減されます。

また、見積りに不明点がある場合は、業者に直接問い合わせをし、返答が明確で理解できるものであれば信用してもよいでしょう。

業者を選ぶ際には、以上の4点を基準に探してみるとよいかもしれません。しかし、自分で探してみても「4つの条件を満たしているのかわからない」または「4つの条件を満たしている業者が多くて迷う」という方は、弊社にご相談ください。

施工場所やお庭の状況、予算などに応じて、適した業者をご紹介します。イチイの木の剪定だけではなく、お庭のほかのことも悩んでいるという場合でも対応可能です。いつでもお気軽にご相談ください。

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