【庭木・生垣】ベニカナメモチ(レッドロビン)の剪定方法と時期|正しい樹木手入れ&注意すべき病気・害虫

ベニカナメモチ

ベニカナメモチ(レッドロビン)という植物はきれいな紅色の葉をしており、丈夫で育て方が比較的簡単であることから生垣として人気な樹木です。そのため、すでに生垣として育てている方やこれから植えることを検討されている方も多いでしょう。

なお育て方が簡単とはいえ、ベニカナメモチは剪定などの手入れを必要としたり、正しく栽培しないと枯れたり病害虫の被害にあったりすることもあるのです。そこで本記事では、そんなベニカナメモチの剪定手入れをはじめとした育て方をまとめて解説していきます。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

0120-949-075

フォームで相談する

目次

1.ベニカナメモチ(レッドロビン)ってどんな樹木?

ベニカナメモチ(レッドロビン)は、紅色に染まった新芽が特徴的なバラ科に分類されるカナメモチの仲間の樹木です。なお、カナメモチの仲間のなかからとくに紅色が強いものとして選び抜かれたのがベニカナメモチとなります。

ちなみに、似た種類のものでレッドロビンと呼ばれるものがあることをご存知でしょうか。これは、アメリカにおいてカナメモチとオオカナメモチとの交配で誕生した種類のものです。

日本ではベニカナメモチとレッドロビンは同じ種類の植物という認識が強いですが、厳密にいうとこれは誤りとなるようなので注意しましょう。ちなみに、ベニカナメモチよりレッドロビンの方が葉が大きくて柔らかいという特徴を持っているので、気になった方は比較してみてくださいね。

とはいえ、基本的な育て方などについては大きな違いはないようです。以下から、そんなベニカナメモチの剪定をはじめとした育て方を確認していきましょう。

2.ベニカナメモチ(レッドロビン)の剪定時期と方法

ベニカナメモチ(レッドロビン)の剪定時期と方法

ベニカナメモチ(レッドロビン)は、すでにお伝えしているとおり生垣として人気です。なお、ベニカナメモチで生垣を作る場合、しっかりとした剪定が必要になります。

ベニカナメモチは剪定をおこなっていないと、生垣を作る際に枝や葉が邪魔になってしまうのです。ここでは、ベニカナメモチの剪定について、手入れに適した時期と方法をご紹介していきます。

ベニカナメモチの剪定時期

ベニカナメモチの剪定をおこなうのに適した時期は、年に2回~3回あります。それが、以下のとおりです。

【剪定時期】
5月~6月
9月

なお、剪定の仕方についてですが、ベニカナメモチに関しては上記のいずれの時期においても基本的には同じ方法でおこないます。以下でベニカナメモチの剪定方法を確認していきましょう。

ベニカナメモチの剪定方法

ベニカナメモチの剪定は、基本的には刈り込みという方法でおこないます。刈り込みとは、簡単にいうと樹木の高さや幅といった外形を整えるために大胆に切りそろえていくという剪定方法です。

ベニカナメモチは生長が比較的早いため、このような方法で手入れをしないとどんどん大きくなってしまいます。そのため、きれいに整った生垣にするためにも、刈り込みという方法での剪定が必要となるのです。また、このように剪定をおこなうことで、きれいな紅色を保つことにもつながります。

なお、手入れをおこなう時期ごとに切るべき枝に少々違いがあるため注意が必要です。

5月~6月におこなう刈り込みに関して、この時期はベニカナメモチの新芽が赤色から緑色に変わるタイミングです。そのため、赤い葉を出したい場合は緑色になってしまった芽がついている枝を対象として刈り込みをおこなっていきます。

こうすることで、枝に新しい赤色の新芽をつけることが可能です。刈り込みばさみを使って枝を刈り込んで、赤い新芽を保てるようにしてあげましょう。なお、刈り込みの範囲が広いという場合は剪定バリカンを利用することもおすすめです。

9月には、上記の5月~6月ほど大きな刈り込みはおこなわずに、軽く樹形を整える程度の剪定をおこないます。ちなみに、この時期に刈り込みをおこなっておくことで、冬の間も赤い新芽を保つことができますよ。

ただしこの時期以降からは、ベニカナメモチは翌春に向けて栄養を蓄えていくため、枝を切り過ぎると弱ってしまうことがあるのです。そのため、この点は忘れないように注意しておきましょう。

ベニカナメモチの剪定のコツはこまめに手入れすること

ベニカナメモチを剪定する上では、あるコツがあります。それは、ベニカナメモチの剪定はこまめにおこなうようにする、ということです。

これはまず、ベニカナメモチは生長が早いため、ということが理由としてあげられます。ベニカナメモチは上へ上へと枝を伸ばす性質をもっており、放置しておくとどんどん大きくなり手がつけられない状態になってしまうことがあるのです。

また、ベニカナメモチは丈夫であるとはいえ、一度に強く刈り込み剪定をすると枯れてしまうこともあります。つまり健康に育てるためにも、こまめに剪定をすることが大切となるのです。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

0120-949-075

フォームで相談する

3.ベニカナメモチ(レッドロビン)で生垣を作るコツ

ベニカナメモチ(レッドロビン)で生垣を作る上では、知っておきたいポイントがあります。それが、植え付けの間隔と挿し木の2点です。

植え付けの間隔は50cm前後にする

ベニカナメモチを生垣として栽培する上では、植え付ける際に株同士の間隔を狭すぎないようにすることがポイントのひとつです。

ベニカナメモチは比較的生長が早いため、すぐに高くなり幅が広くなってきます。そこで、株同士の間隔を50cm程度にして植え付けることがおすすめです。

これより狭い間隔で植え付けてしまうと、生垣全体が窮屈になってしまいます。また、逆にこれより広い間隔で植え付けてしまうと、隙間ができて生垣としての役割を果たせないということになってしまうことも。

そのため、きれいな生垣としてベニカナメモチを栽培したという場合は、株同士の間隔には注意するようにしましょう。

挿し木を利用する

生垣を作る上では、そのサイズによって植え付けをおこなう量は変動するでしょう。そんな時に便利なのが、挿し木です。

挿し木とは、切った枝を利用してその植物を増やす方法のこと。そしてそんな挿し木は、ベニカナメモチでもおこなうことができるのです。

ベニカナメモチでの挿し木は適期が5月~7月とされており、剪定で切った枝をそのまま使うことでも可能なので、無駄なくおこなうことができるでしょう。なお、ベニカナメモチでの挿し木の具体的な方法は以下のとおりです。

ベニカナメモチでの挿し木の方法
  1. 10cm~15cmほどの固い枝を挿し穂として用意する
  2. 枝の先端に葉を3枚ほど残してそれ以外の葉は取り除く
  3. 斜めに切った切り口を約1時間水に浸けておく
  4. 赤玉土に挿し穂を挿す
  5. 土が乾燥しないように水をしっかりと与えて管理する

挿し木をおこなって発根するまでの期間は、約2か月です。十分に根が張ったら、地面に植え替えましょう

ベニカナメモチで生垣をよりきれいに作りたいなら→剪定110番

ベニカナメモチの生垣をよりきれいに作りたいという方は、当サイトの剪定110番を利用して、プロの業者へ依頼することがおすすめです。

ここまででご紹介してきたように自分でベニカナメモチの剪定をおこなうことも可能ですが、失敗すると理想と違った生垣になってしまうおそれもあります。しかしプロの業者であれば、樹木に対しての知識や熟練した剪定技術を持っているため理想どおりの生垣を作ってもらうことが可能ですよ。

とくに剪定110番では、剪定を依頼して樹木が理想どおりになったという部門において1位という実績があります。そのため、安心してご依頼をいただくことが可能なのです。

なお、剪定110番ではご相談から現地調査を含めた見積もりまで、無料で受け付けています。ご連絡は電話にて24時間365日対応しておりますので、自分でおこなうベニカナメモチの剪定に不安をお持ちの方、よりきれいな生垣を作りたい方はぜひ一度お問い合わせください。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

0120-949-075

フォームで相談する

4.ベニカナメモチ(レッドロビン)の栽培の基本|植え付け~日々の手入れ

ベニカナメモチ(レッドロビン)の栽培の基本|植え付け~日々の手入れ

ベニカナメモチ(レッドロビン)を生垣として育てる上では、剪定以外に植え付けや日々の手入れに関してもしっかりとおこなうことが大切です。ここでは、そんなベニカナメモチの育て方について詳しくご紹介していきます。

ベニカナメモチの植え方

まずは、ベニカナメモチの植え付けについてから確認していきましょう。

なお、そもそもベニカナメモチを植える際は、庭木として地植えにすることがおすすめです。この理由は、ベニカナメモチの生長が早いため。つまり、鉢植えの場合だと根詰まりを起こしてしまうことがあるのです。そのため、地植えとして植えるようにしましょう。

なお、地植えにおいては場所選びも大切です。植える際は、日当たりと水はけのよい場所を選ぶようにしましょう。

実際の植え付け方法としては、まずベニカナメモチの株がしっかり収まるように、根鉢の2倍ほどの穴を掘ります。そしてそこにベニカナメモチの苗を、根が切れないように植えましょう。その後は、隙間を埋めるように土を入れて、しっかりと水やりをおこなうことで植え付けは完了です。

なお、植え付けが終わったら、倒れないように支柱を立てておくとよいでしょう。また、生垣として育てるという場合は、前述でも触れたように株同士の間隔には注意が必要です。

ベニカナメモチの育て方

ベニカナメモチを育てる上での日々の手入れについて、ここではご紹介していきます。用土・水やり・肥料の3項目を確認していきましょう。

用土

用土に関しては、植え付け時に用意をします。ベニカナメモチは水はけのよい場所を好むため、植える場所の土に腐葉土を2割~4割ほど混ぜておきましょう。こうすることで、より水はけをよくすることが可能です。

水やり

基本的にベニカナメモチの水やりは降雨だけで問題ありませんが、真夏日のような乾燥しやすい時期は、土が乾いたタイミングで水やりをおこないましょう。乾燥していないタイミングで定期的に水を与えると、根腐れを起こして枯れる原因になってしまうので注意が必要です。

肥料

2月~3月にかけて植物から抽出した油かすや化成肥料を、ベニカナメモチの株元に与えましょう。このとき、窒素が多く含まれた肥料を与えると、新芽の色が鈍ってしまうため、できるだけ窒素の含有量が少ないものを選ぶことがポイントとなります。自分で選ぶことが難しければ、園芸用品店やホームセンターの店員さんに尋ねてみるのもおすすめです。

5.ベニカナメモチ(レッドロビン)栽培で注意が必要な病気と害虫

ベニカナメモチ(レッドロビン)は、丈夫な樹木であることから病害虫の被害にあいにくいといわれています。しかし、まったく被害にあわないというわけではありません。そこで、ベニカナメモチ栽培で発生する可能性のある病気や害虫について、ここで確認しておきましょう。

病気

ベニカナメモチにおいて発生する可能性のある病気としては、ごま色斑点病と褐斑病というものが存在します。それぞれの病気で起こる症状と対処法は、以下のとおりです。

【ごま色斑点病】
葉に黒色の小さな斑点が複数現れる病気
症状が悪化するとベニカナメモチ全体の葉が枯れ落ちてしまう
雨水から伝染することが多いため梅雨の時期に発生しやすい

▼対処法
症状が現れている葉を取り除く
枝や葉に薬剤を散布する
こまめに剪定をおこなう

【褐斑病】
葉に褐色の斑点が現れる病気
葉が枯れ落ちてしまう
症状が悪化すると株自体の生育が悪くなる
梅雨などの多雨多湿の環境で発生しやすい

▼対処法
症状が現れている葉を取り除き感染防止のため処分する
薬剤を散布する
剪定をおこない風通しをよくする

害虫

ベニカナメモチに発生する害虫としては、アブラムシとルリカミキリがあげられます。こちらも同様に被害や特徴、そして対処法を以下にまとめましたので、確認しておきましょう。

【アブラムシ】
葉などに寄生して栄養を吸い取る
吸汁された葉などは弱って枯れる
大量発生すると生育に悪影響を及ぼす
体長は1mm~3mm

▼対処法
薬剤を散布する
発生初期段階なら歯ブラシなどでこすり落とす

【ルリカミキリ】
成虫が樹木内部に卵を産む
卵から生まれた幼虫が樹木を食害して成虫になる
株が枯れるほどではないが弱る

▼対処法
薬剤を散布する

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

0120-949-075

フォームで相談する

6.ベニカナメモチの剪定はプロに任せる手もある

ベニカナメモチの剪定はプロに任せる手もある

ベニカナメモチの剪定は、自分でおこなうことも可能ですが、剪定業者に任せることでより美しく仕上げてもらうことができます。ここからは、業者にベニカナメモチの剪定を依頼した場合の利点と費用相場についてご紹介します。

業者に剪定を依頼した場合の利点

業者にベニカナメモチの剪定を依頼した場合の利点は、以下のとおりです。

【仕上がりがキレイ】
剪定に関して知識と経験が豊富なプロが作業をおこなうため、自分で剪定をおこなうよりも仕上がりがキレイになります。

【時間がかからない】
自分で剪定をおこなう場合、道具の準備や剪定に関する下調べなどが必要になることが多く、剪定が完了するまでに時間がかかってしまいがちです。しかし、業者であれば、道具の準備や剪定に関する下調べをおこなう必要がありません。剪定自体にかかる時間も、経験豊富なプロが作業をおこなってくれるため、自分で剪定するよりも早く終わらせることができます。

【ケガをしない】
ベニカナメモチの剪定をする際、脚立やはしごを使って高い場所で作業をおこなうことがあります。剪定に慣れていない人の場合、足を滑らせて転倒してしまい、ケガをするおそれがあります。しかし、剪定に慣れたプロに任せれば、誰かが負傷する心配がありません。

業者に剪定を依頼した場合の費用相場

業者にベニカナメモチの剪定を依頼したときにかかる費用相場は、樹高によって異なっています。一般的に樹高が3m未満の樹木を低木、5m未満の樹木が中木、7m未満で高木と分類されています。

【剪定費用の相場】
低木の場合:1本あたりの剪定で1,000円から5,000円程度
中木の場合:1本あたりの剪定で5,000円から8,000円程度
高木の場合:1本あたりの剪定で8,000円から17,000円程度

7mを超える樹木である場合は、別途費用がかかる業者がほとんどです。ベニカナメモチの場合、生長過程で3m~10m程度まで大きくなるため、より詳細な費用が知りたいのであれば、業者から見積りをとって確認するのがよいでしょう。

うちの場合はいくら?無料見積りが便利

自分が育てているベニカナメモチの剪定費用を知りたい場合、無料見積りを活用するのがおすすめです。無料見積りであれば、費用を一切かけずに詳細な費用を知ることができます。

弊社にご連絡いただければ、現地調査による無料見積りが可能です。また、見積りの際に提示した費用から追加費用がかかることは原則ありませんので、安心してご依頼いただけます。弊社は24時間365日の電話対応となっておりますので、お客様のご都合に合わせてご連絡いただけます。ベニカナメモチの剪定を検討されている方は、ぜひご連絡ください。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

0120-949-075

フォームで相談する

 

記事が気に入ったらシェア!
目次