ユーカリは乾燥に強く比較的育てやすい植物であるため、庭木として植えられている方も多いのではないでしょうか。ただ、レモンのようなさわやかな香りがすることから人気のユーカリですが、生育スピードがはやいという特徴があります。そのため、美しい状態を保つにはユーカリは剪定手入れが必要なのです。
そこで今回は、そんなユーカリの剪定について詳しく解説していきます。また、ユーカリを育てる際のお悩みを例にあげながら、上手に育てるコツもご紹介していきますよ。なお、自分でユーカリ剪定をおこなうことが難しいという方は、記事後半の業者への依頼方法や選び方のコツをぜひ参考にしてくださいね。
目次
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ユーカリ剪定・きれいな形にする方法
ユーカリの剪定について、ここではお手入れをおこなう時期と方法、そして理想の樹形にするコツをご紹介します。
ユーカリ剪定時期

ユーカリは生長スピードもはやく生命力も強い植物ですので、毎年適した時期の剪定は不可欠です。
ユーカリの剪定は、3月~5月ごろの春と9月ごろの秋におこないましょう。あたたかい春先はどんどん成長していきますので、その前にきれいに形を整えておくためです。秋の剪定は、夏の間に伸びすぎてしまった枝や葉が密集してしまうので、それによって葉に日光があたらなかったり風通しが悪くなったりするのを解消するためにおこないます。
ユーカリ剪定の方法
ユーカリ剪定は、「透かし剪定」という方法でおこないます。透かし剪定とは、増えすぎた枝や枯れてしまった枝を根元から剪定する方法です。長く伸びすぎてしまっている枝や葉が重なり合ってしまうほどの枝を取り除いて空間をもたせることによって、枝や葉がひとつひとつ日光を受けることができ風通しもよくなります。
剪定をおこなうときは、剪定後の姿をイメージしながらすこしずつ切り落としていくようにしましょう。大胆にカットしてしまうと、中心となっている枝をうっかり切り落としてしまい枝がスカスカになって見た目も悪くなってしまうので要注意です。細い枝が密集している箇所を間引くように剪定しましょう。
摘心で理想の形に
透かし剪定をする前には、摘心(てきしん)という作業をおこなっておくとなおよいです。摘心とは、枝先についた芽を取り除く作業のことです。摘心をしておけば、ユーカリが大きくなろうとする力を弱めることができるので、コンパクトでスマートな形になります。
思い通りの形に育てるにはプロの手も必要
暑さや乾燥に強いユーカリですが、剪定した箇所から水分が蒸発してしまったり、切りすぎてしまったりして枯れてしまうこともあります。なかには、「ちゃんと剪定したつもりなのに……どうしてだろう」と枯れてしまった原因がわからずお悩みの方もいるのではないでしょうか。
もし、ユーカリの剪定や育て方にすこしでもご不安をおもちでしたら、剪定業者にお願いしてみてはいかがでしょうか。ユーカリの特徴や生長に詳しいプロなら、正しい手順で剪定をおこないます。
弊社「剪定110番」でも、剪定に関するあらゆるお悩みごとに対応させていただきますのでご安心ください!ユーカリ剪定以外にも、さまざまな植物の育て方に関するアドバイスをさせていただきます。「剪定ってむずかしそう……」「自分ではできそうにないかも」とお悩みでしたら、ぜひ弊社にお任せください。
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ユーカリ育て方・よくあるお悩み
ユーカリを育てていると、その生長のはやさには驚きますよね。ユーカリはオーストラリアを原産国としていて暑く乾燥した土地でも元気に育ちますが、より美しく長く楽しむには日々お手入れすることが重要なのです。
ここでは、よくあるお悩みをご紹介しながら、ユーカリを上手に育てる秘訣をご紹介してまいりましょう。
日当たりや置き場所・水やり

ユーカリは、日光がよくあたる場所でよく生長します。ベランダや窓辺などの風通しがよく日光を受けやすい場所で育てるようにしましょう。暑さや乾燥に強い反面、湿度が高い場所や暗い場所では元気に育ちません。冬になったら、窓際からすこし遠ざけるなど環境にあわせて場所をかえてみるとよいでしょう。
また、水は与えすぎに要注意です。水を与えすぎると枯れてしまうおそれもあります。生育期である夏場は土の表面が乾いたころに水をあげ、冬は乾燥してから数日後に水をあげても問題はありません。乾燥に強い植物なので、それほど水やりを頻繁にしなくても元気に生長していきます。
葉っぱが枯れた!?原因は……
ユーカリは育てやすく丈夫な植物なので、害虫被害や病気になることは比較的少ないです。若葉が白くなってしまううどん粉病を発症してしまうこともありますが、葉が枯れてしまう多くの原因は「根腐れ」です。水を与えすぎると、土の中に酸素を取りこめず根が呼吸できなくなってしまいます。
また、根づまりも枯れてしまう原因のひとつです。ユーカリはどんどん成長していくため、土の中にある根も気づかないうちに生長しています。小さな植木鉢で育てているとそのうち根が鉢にぶつかってしまい、思い切り根を張ることができなくなってしまうのです。そうなると、根から十分な水分や栄養を取りこむことができずに枯れてしまいます。
根腐れや根づまりが起こらないようにするためには、ユーカリの生育スピードにあわせた環境づくりが大切なのです。根腐れしているおそれがあるときは早急に土を新しいものにかえてあげたり、根づまりしないように生長に合わせて鉢のサイズをかえてみたりしてみましょう。鉢を交換するときは、半年から1年を目安に交換をおすすめします。水やりを頻繁におこなわなくてよい分、成長にあわせて植え替えてあげるとよいでしょう。
鉢植えのユーカリを植え替える場合、ユーカリの高さが50センチメートル以内なら内寸12~18センチメートルの鉢を使いましょう。50センチメートルを超えるほど大きくなってきたら、内寸20~28センチメートルの鉢にかえてあげるとすこしゆとりがあってユーカリも窮屈になりません。
植え替えのタイミングは2~3年に1回が目安ですが、成長にあわせておこなってください。4月から8月は植え替えに適していますので、長く伸びた根を切ってきれいしてから大きい鉢に植え替えましょう。
ユーカリがひょろひょろ…太くしたい!
ユーカリは高さがでてくると幹も次第に太くなりますが、小さいときは幹も細くひょろひょろした姿です。植えてすぐの場合は、根がしっかり張っていないので栄養を十分に吸収できていないことや日光が足りていないおそれもあるので、幹が太く安定するまでは工夫が必要となります。
ユーカリを太くしたいときは、摘心や剪定をおこないながら十分に日光にあててあげましょう。また、根をしっかり張ることができるように鉢植えの場合は大きめのサイズに交換するとよいです。細くて不安なときは、幹に沿って支柱を立ててあげる工夫をすると幹もしっかりと安定します。庭植えの場合には、できるだけ広く日当たりのよい場所を選びましょう。
ユーカリはもともと丈夫で元気な品種なので肥料をたくさん与える必要はないですが、植え替えるときや不調なときには状況に応じて肥料を与えてあげみましょう。肥料を使用する際は、一気に多量の肥料を与えないよう用量や使用上の注意をよく読んで、適切な量を与えるようにしてください。
ユーカリが伸びすぎ……どうする?
何度もいうように、ユーカリは生長がはやく丈夫な植物です。そのため、思っているより枝が伸びすぎてしまって悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
伸びすぎてしまう原因は、摘心や剪定をおこなっていないことです。葉や枝が生長しすぎると風通しが悪くなり日光を十分に取りこめなくなることもあるので、最終的に枯れてしまうこともあります。
摘心や剪定に適した時期はありますが、あまりにも大きくなりすぎてしまったときはすこしずつ切り落としてあげてもよいです。その際、大きなところを切ってしまわないよう、形を整えながら剪定していくようにしましょう。
一人で悩まないで、プロの技に頼ろう
ユーカリは丈夫で育てやすい植物ですが、間違った方法でお手入れしてしまうとほかの植物同様に枯れてしまいます。また、乾燥には強いですが日本の夏は多湿なため、ユーカリにとってはそれほど好ましい環境とはいいがたいのです。
「うまく幹が太くならないな……」「コンパクトな形に整えたいけど失敗しそう」と、ユーカリの剪定や育て方を一人で悩んでいても問題は解決しませんよね。そんなときは、ぜひプロの剪定業者に相談してみましょう。
弊社にご相談いただきましたら、剪定とあわせてユーカリの正しい育て方やアドバイスを丁寧にさせていただきます。また、葉っぱの不調や病気が見受けられた場合にも適切に処置し、できるかぎり長くユーカリを楽しめるように尽力いたします。一人で悩まずぜひ弊社の無料相談窓口にご連絡いただき、あなたのお悩みをお聞かせください。
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ユーカリの剪定・費用相場と業者の選び方
業者にユーカリ剪定を依頼する際、剪定する本数や作業内容によって料金は異なります。ここでは、ユーカリ剪定にかかる費用と業者に依頼する際に注意するべきポイントについてもご紹介いたします。ぜひ参考にしていただき、安心してお任せできる業者を見つけましょう。
費用相場

ユーカリ剪定の費用相場は、本数や木の高さによって価格差が生まれます。たとえば、庭に植えているユーカリを剪定する場合、高さ3メートル未満だと約1,000~5,000円の費用がかかります。あくまで目安ではありますが大きくなればなるほど費用は高くなっていき、7メートルにもなると約13,000~20,000円かかります。それ以上に大きくなれば、個別で見積りをしてもらうことが多いです。
この費用のほかにゴミ処理費用や高所での作業となる場合に使用する作業車費用など、追加で請求となるものがあります。正式な依頼をする前に、しっかりと見積りをとって内訳や作業工程を確認しておくことが大切です。
複数の業者を比較するのがマスト!
業者に剪定を依頼するときは、特定の業者ばかりをみるのではなく複数の業者を比較することが大切です。複数の業者に見積りをお願いし、それぞれの費用や作業内容を見比べてみましょう。
なぜ比較するのかというと、無駄な工程がないか、適正価格かどうかを見極めることができるからです。費用が安いことはよいことですが、極端に安いものは注意して見積書の内容を確認しなければなりません。明確な作業工程が記載されていない見積書を提示してくるような業者は利用しないようにしましょう。
弊社では、無料で現地調査や見積りをおこなっております。「どれくらいかかるのかな」「まだ依頼するかわからないけど、相見積りだけでもしてもらえるかな」といったご相談も大歓迎です!ぜひ、弊社の無料相談窓口にお電話ください。
信頼できる業者を選ぼう
安心してお任せできる業者を選ぶためにはいくつかポイントがありますので、ご紹介いたします。
- 対応が早い
- 悩みを相談しやすい
- 見積りが明確でわかりやすい
- 知識が豊富で実績もある
全国各地には多数の剪定業者があり、どの業者もお客様のご希望に応えられるよう全力で対応しているはずです。しかし残念なことに、なかには不当な請求をしたり丁寧な対応をしてくれなかったりする業者も存在しています。
弊社にご相談いただければ、そのような心配は一切ございません。24時間365日いつでもご相談可能な体制を整えておりますので、どうぞご安心ください。また、気になる費用や作業工程に関しましても、作業前にご納得いただけるまできちんと丁寧にご説明させていただきます。依頼主はもちろんのこと近隣にお住まいの方のご迷惑にならないようご配慮し、安全かつスピーディーに作業をすすめてまいります。
ユーカリの剪定に関わらず、ほかにもお悩みを抱えた植物がございましたらお気軽にご相談ください。剪定のみならず植物に寄生してしまった害虫の駆除や今後のお手入れ方法まで、隅々までフォローさせていただきます。みなさまからのご連絡、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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