庭木の健康を保つためには“剪定”が欠かせません。木の枝を切って全体の形を整えたり、風通しをよくして木を健全な状態に保ったり、剪定が果たす役割は大きなものです。そんな剪定を業者に依頼したい……。そのときネックになるのが“費用”ではないでしょうか?
当記事では庭木の剪定を業者に依頼する際の費用目安について、その内訳や相場までわかりやすく解説します。また、信頼できる業者の選び方や剪定の作業内容まで紹介。最後までお読みいただければ、安心して業者に剪定を依頼することができますよ。
目次
庭木の剪定にかかる費用と業者の選び方
早速ここでは、剪定を業者に依頼した際の費用相場についてご紹介していきます。また、あわせて剪定業者の選び方も確認していきましょう。
料金について

業者に庭木の剪定を依頼した場合の計算方法は、一般的に下記のようになります。
【基本費用+作業費用+ゴミ処理費用】
基本費用の中には業者の出張費や車の燃料費などが含まれていることが多いです。ゴミ処理費用に関しては自分でおこなえば節約することも可能でしょう。もし、「剪定の費用が高くなりそうで心配……」というかたは、作業前に業者に相談してみるのもよいかもしれませんね。
【業者依頼の相場】庭木の剪定を業者に依頼したときの費用相場は下記のとおりです。
- 0m~3m未満 3,000~5,000円
- 3m~5m未満 5,000円~8,000円
- 5m~7m未満 9,000円~20,000円
- ゴミ処理費用(木の大きさによる)300円~5,000円 </ul
- 見積り内容が明確であること
- 公式サイトの情報(作業内容や費用、実績など)が充実していること
- クチコミサイトなどでの評価が高いこと
- 作業後の保証がしっかりしていること
- 迅速な対応、丁寧な返答をしてくれること
木の大きさが7m以上の場合は、別途見積りになることがほとんどです。剪定対象が7m以上の大きな木の場合は、作業前に業者に見積りを依頼しましょう。また、クレーン車など高所作業のために特殊な車両を使用する場合は、別途費用が加算されることがあります。
業者の選び方ポイント
剪定の業者を選ぶときは、下記の5つのポイントに注意して選ぶようにしてください。
見積り内容は追加費用のない明朗な会計であることが理想です。公式サイトに掲載されている実績が十分であれば信頼もできるでしょう。クチコミは剪定を依頼した人の生の声です。そのほか、アフターサービスや対応の姿勢などを加味して、業者を選びましょう。
剪定110番は厳格な審査を受けた、信頼のおける加盟店と多数提携しております。お電話は24時間365日対応で安心。いつでもどこでも満足できるサービスをご提供しております。剪定をお考えであれば、まずは無料の現地調査、無料見積りからご利用ください。
庭木の剪定とはどんなことをしてくれるの?
庭木の剪定というと「ただ不要な枝を切ればよいのでは?」と考えているかたも多いでしょう。しかし、実際の剪定作業は種類も豊富、状況に合わせた道具も異なり千差万別です。
「剪定を依頼する前に作業の内容を知っておきたい……」そんなかたは、この章の内容を参考にしてみてください。剪定の種類から使用する道具、時期や剪定後のお手入れまでご紹介します。
剪定の種類

“剪定”といってもその中には種類があります。
【透かし剪定】
透かし剪定はその名のとおり、木の枝を適度に切って透かすものです。多すぎる枝は日当たりを悪くし、風通しも阻害します。透かし剪定をおこなうことでそれらのデメリットを改善し、木の形を整えることができます。剪定といえば真っ先に思いつく作業のひとつでしょう。
【切り戻し】
切り戻しは枝の1/2~1/3の長さで切ることを指します。切り戻しをすることで木の大きさを一定に保ち、栄養分を新しい枝に与えることができます。
【枝抜き】
不要な枝を切ることを“枝抜き”といいます。枝抜きをおこなうときは枝の付け根に近いところで剪定します。こうすることで枝の込み合いを防ぎ、見た目もキレイに整います。
【刈り込み(刈り上げ)】
全体のうち、飛び出た枝を切る作業です。木の形を丸く保ったり、全体を均等にならしたりするときにおこないます。刈り込みは、主に生垣の剪定時などに活用される方法です。
【芽摘み(みどり摘み)】
マツやスギなどの針葉樹の芽を取り除く作業が“芽摘み”です。新しく出てきた芽を摘み取ることでそれ以上の成長を抑えることができます。芽摘みは5月~6月ごろを目安におこないます。
使用する道具
剪定で使用する道具は、主に下記のようなものです。
【剪定ばさみ】
剪定ばさみは剪定のどんな状況にも使用できる使い勝手のよいはさみです。片側に刃が付いたものと、両側に刃が付いたものがあります。使い方は普通のはさみと同様です。
【植木バサミ】
持ち手が“だ円形”に広がったはさみが植木ばさみです。盆栽で使用しているシーンを見たことがあるかたも多いのではないでしょうか?植木ばさみは細かい枝葉を切るときに使用します。
【刈り込みばさみ】
ふたつの長い持ち手が特徴のはさみ。刈り込みばさみは複数の枝の長さを一気に整えることができるスグレモノです。木の全体の見た目を統一させるときなどに活用されます。
【高枝切りばさみ】
高枝切りばさみは、刈り込みばさみよりも長い持ち手が付いたはさみです。高所にある枝にも届くロングな持ち手が最大の特徴。力も入りやすい構造で、使い勝手のよいはさみです。
【高枝のこぎり】
のこぎりに長い持ち手がついたものが“高枝のこぎり”です。剪定ではよく利用され、主に高所の太い枝に使用されます。手動式と電動式があり、用途によって使い分けます。
【脚立】
脚立は剪定に欠かすことのできない道具のひとつです。高いところでの作業に大活躍します。アルミ素材の軽量なものが一般的に使用されることが多いでしょう。
切る枝
剪定では切る枝を適切に見極めて作業を進めていきます。ここでは剪定時に切る枝“不要枝”を5種類、ご紹介していきます。
【徒長枝(とちょうし)】
徒長枝は縦に伸びた枝です。通常の枝は横に伸びるものがほとんどなので、徒長枝が生えていると木の見た目を損なってしまいます。剪定ではまず切る対象となる枝のひとつでしょう。
【垂れ枝】
垂れ枝は地面に向かって生えている枝です。徒長枝と同様に木の見た目を損ないます。
【重なり枝】
名前のとおり、ほかの枝と重なっているのが“重なり枝”です。重なった下の部分にある枝の日当たりや風通しを悪くなってしまうため、どちらか一方を剪定します。
【逆さ枝】
木の外側ではなく、幹側に向かって伸びる枝です。もし見られた場合は、真っ先に剪定する不要枝のひとつです。
【ヒコバエ】
木の根元から生えている枝が“ヒコバエ”です。木の見た目を損なうほか、栄養分を奪ってしまうため剪定します。
剪定する時期
剪定はする時期によってその内容が変わります。“夏剪定”は6月~9月におこなわれる軽い剪定です。伸びすぎた枝や葉を整える程度にとどめ、木の形を整えるためにおこなわれます。
本格的な剪定は冬におこなわれる“冬剪定”です。12月~3月におこなわれる剪定で、不要な枝を切ったり、葉を取り除いたりします。場合によっては3月~4月の春先におこなわれることもあります。
剪定後のお手入れ
剪定は木の枝を切る作業です。剪定後の木はいわばキズを負って弱った状態。そのまま放置してしまっては水分や養分、雑菌が侵入してしまい病気に発展してしまうこともあります。
剪定後のお手入れとしては“癒合剤”を塗ることが一般的です。癒合剤とは殺菌成分などが含まれた木のためのお薬。枝の切り口に塗ることで水分や養分の流出を防ぎ、雑菌などの侵入も防止します。塗るときは太い枝から優先的に。こうすることで木を健康に保てます。
このように、剪定にはさまざまな作業があります。使用する道具も幅広いです。剪定後のケアも重要でしょう。弊社剪定110番なら24時間365日のお電話対応で、安心と信頼の加盟店スタッフが丁寧に剪定をさせていただきます。ぜひお気軽にお電話くださいませ。
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