
戸建て住宅に住んでいる人は、庭に花木が植えてあったり、果物の木が植えてあったりしませんか?成長を続ける樹木は、定期的な剪定が必要です。しかし、業者に依頼すると高額な請求もされそうで不安な人もいますよね。
少しでも節約するために自分で剪定しようと考える人がいらっしゃると思います。そんななか、「自分で剪定をしたいけど、何がいるのかわからない!」という人向けに、必要な剪定道具と、特徴をあわせてご紹介いたします。
目次
剪定に必要な道具はハサミとノコギリ
剪定をするには、まず道具をそろえましょう。必要な道具と、道具のカンタンな説明をします。
剪定ハサミとは?
剪定バサミは、1~2cmの枝を切ることができる剪定道具です。盆栽や庭の花木の剪定をする際に、多くの枝の剪定、芽切をするのに使われています。細かい剪定をするのには向いていません。
剪定ノコギリとは?
剪定用ノコギリは、木工用ノコギリよりも刃が深く、ノコギリにクズが入らないように工夫されています。使い方は枝に対して角度をつけて、手前に引くことで枝の切断ができ、片手で扱えるようなものが多くなっています。
そのほか準備しておくもの
剪定をするにあたって、準備しておくとよいものがあります。まずは、枝やハサミなどで手を切ってしまわないための園芸用手袋を用意しましょう。切った枝などが片付けやすいシートや、木屑などをまとめるようの竹ボウキも必要です。
【剪定道具1】剪定バサミはサイズと耐久性を見よう

剪定バサミはいろんなメーカーから販売されています。どの剪定ばさみを選んでいいか悩んでしまいますよね。そこで、自分に合った剪定バサミの選び方をご紹介します。
剪定ハサミの種類は何があるの?
◆バイパスタイプ
バイパス式の剪定バサミは、半月形の刃と三日月形の刃が交差することで枝を切ることができます。刃渡りが長いのが特徴です。剪定道具として1番メジャーではないでしょうか。
◆ラチェット式
ラチェット式の特徴は、テコの原理を用いていて、通常の剪定バサミの1/3の力で切断することができます。
◆柄が回転する剪定バサミ
回転式の剪定バサミは、枝を切る際におこる柄と指の摩擦を軽減することができます。少ない力で枝できることができるため、女性にもおすすめです。
◆アンビルタイプ
アンビルタイプの剪定バサミは、バイパスタイプよりも刃が薄く、それぞれの刃が包丁とまな板の役割を果たしています。
サイズはどれを選ぶ?
剪定バサミを選ぶ際は、自分の手の大きさと同じ大きさのものを選ぶのがおすすめです。剪定バサミの大きさは、18~22cmの物が多く販売されています。購入する際は、男性なら20cm以上、女性なら18cm程度の大きさがよいでしょう。
耐久性はよい?
剪定道具で気になるのは耐久性だと思います。剪定バサミは剪定道具の中でも使う機会が多いため、耐久性の確認をしっかりとしましょう。
耐久性の確認は、ネジが緩みにくいか、刃こぼれは少ないかで確認できます。また、メーカーでのメンテナンスサービスがついているものを選ぶと、長期的に使えるのでおすすめです。
おすすめ剪定ハサミは?
剪定バサミは、自分に合ったものを選ぶといいでしょう。女性やご高齢の方であれば、少ない力で枝が切れるラチェット式と回転式の剪定バサミがおすすめです。回転式は、マメができにくいということもあり、女性にはうれしいのではないでしょうか。
また、庭の剪定のためだけの購入を悩んでいる人の中で、DIYが好きな人はいますか?剪定バサミの中には、電線やワイヤーのカットができるDIY向きの特殊なハサミもあるので、ぜひ購入を検討してみてください!
【剪定道具2】剪定ノコギリはサイズと重さが判断ポイント
剪定ノコギリは大きさと重さしっかり確認しないと、腕が疲れて剪定が難しくなってしまいます。そこで、おすすめの剪定ノコギリをご紹介しますね。
剪定ノコギリの種類とは?
◆ピストル型ノコギリ
ピストル型ノコギリは、刃とグリップがカーブを描いていて、片手で持てるのが特徴です。高いところの作業も簡単にできるのでおすすめです。
◆折り込み式ノコギリ
折り込み式ノコギリは刃をしまうため鞘(さや)がなく、柄の部分に刃を収納します。収納に場所をとりたくないという人や、鞘(さや)から刃がズレる心配がある人は、折り込み式がいいでしょう。
サイズもいろいろ
剪定用のノコギリには大きさがいろいろあります。ピストル型ノコギリは刃長が180mmと小さめなものから、300mmと大きめな長さのものがあります。小さめのものは持ち運びが楽ですので、女性におすすめです。
折り畳み式のノコギリは、ポケットサイズのものから普通のノコギリと同じくらいの大きさのものがあります。剪定用に使う場合は、ポケットサイズのノコギリを使うといいでしょう。
ノコギリは重さもある
ノコギリは、大きさや刃の種類によって重さが異なります。剪定用に使う場合は、なるべく軽いものを選ぶといいでしょう。高い場所での作業でも簡単に使えますし、細かい動作で切ることができますので、安全におこなうことができます。
厳選おすすめ!剪定ノコギリ
剪定用ノコギリには、脚立などを使わなくても高いところの枝を切断できるノコギリがあります。中には、植物のツルなど切れる特殊なノコギリがあり、用途にあわせて使うことができます。
また、幹の切断ができる大きめのものがあり、伐採したい場合や太めの枝切断に向いています。作業に速さを求めている人は、ピストル型ノコギリを使うとスピーディーに切断することができるのでおすすめです。
剪定道具を決める際は、重さや用途にあったものを選ぶようにしましょう。
剪定馴れしたらコレも便利!あるとよい剪定道具

剪定に馴れてきたら、花木のことを気遣う余裕が出てくると思います。選定に馴れたら、以下の物を使ってみるのがおすすめです。
金属やすり
金属やすりは、切断した際の切り口にささくれがあった場合や、切り忘れてしまった枝を整えるための剪定道具です。
傷口癒合剤
木を切った際は、木の切り口からは水や樹液が出てきます。水や樹液が出てきてしまうと、木は枯れやすくなってしまうため、枝を切断した後は、切り口に傷口癒合剤を塗って対処しましょう。
剪定は実は難しい!困ったときのSOS
どれだけ頑張っても、時が経てば花木は伸びてきます。ご年配や女性の方にはだんだんつらくなってきます。そんなときは業者に依頼しましょう。
剪定をする意味と必要性
剪定は、見た目を整えるだけでなく、植物の健康状態も整えることができます。植物が蓄えることができる栄養には限界があり、あまりにも植物が伸びていると、そのぶん栄養が行き渡らなくなってしまいます。
剪定により、十分な栄養が摂取できるようになると、病気になりにくくなり、予防にもなります。
さらに、剪定する際には、樹木を置いておく場所によって、風通しや日当たりのことを考え切っていきます。花が咲く木を剪定する場合は、古い枝を切断して新しい枝を育てましょう。新しい枝を残すことによって、よりきれいな花を咲かせることができます。
剪定業者選びはココをチェック
剪定は、ただ枝を切ればいいだけではありません。見た目も大事ですし、健康状態を考えて切る必要があります。しかし、自分で考えて剪定するのには限界を感じてしまうかもしれません。そんな時は業者に依頼しましょう。
業者に依頼をする場合、料金は大きく異なります。ゴミの処分や出張距離などで追加料金がかかってしまう場合があるので、業者を決める際は複数の業者に見積もりをとってもらいましょう。
見積もりを確認するときは、追加料金やオプションなどがすべて記入してあるかどうかを確かめましょう。いくつかの業者に見積もりをとってもらうことで剪定の相場がわかるので、コストパフォーマンスで決めたい人は、ぜひ依頼をしてみてください。
また、見積もりをとっている際に、料金の相場や、剪定に関しての相談もできます。業者から説明を受けていてわからないことがある場合は、すぐに質問しましょう。質問をした際、丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。
まとめ
剪定は、見た目を整える以外にも、余計な枝を切って必要な部分に栄養を行きわたらせ、健康的に育てることができます。健康管理を目的とした場合、風通しや日の入り方を考えて切ることが重要です。
また、剪定道具を選ぶ際は、目的に沿ったもの、なるべく軽く丈夫なものを選ぶといいでしょう。自分での剪定がきびしい場合は、業者へ依頼してください。業者は、健康状態を考え、きれいに花が咲くように剪定してくれます。
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