雪吊は、雪の重さで樹木の枝が折れてしまわないように、縄で枝を保持することです。 幹の近くに柱を立てて、柱の先端か各枝に向かって放射状に縄を張る技法は、明治以降に西洋りんごの栽培が日本で始まった際に、りんごの重みで枝が折れないように初期に行った技法に由来し「りんご吊」と呼ばれます。美観を目的として、りんご吊を模して樹木に縄を張ったものも雪吊と呼ぶこともあります。 また、雪吊には他にも「しぼり」といって、枝をまとめて縄で縛ったものもあります。 雪の多い地域・東北や北陸はもちろんですが、降雪に備えて、木の冬支度を行ってみてはいかがでしょうか?